マジメなお話✨なぜ、俳優や歌手、ダンサーや音楽家に「アレクサンダー・テクニーク」が役立つのでしょうか?
ズバリ!
リラックスのためでも、あがりのためでも、良い姿勢のためでも、ケガの予防のためでもありません!
そんなのは、「オマケ📦」❤ (アレクサンダーじゃなくても、他の方法でもできるよね。)
リラックスとか、あがりの克服とか、滑舌問題とか、確かにそりゃ、そうかもしれないけど、アレクサンダー・テクニークの本質ではないよ?😊
🐥🐥🐥
あのね、演じているとき、パフォーマンスしている時は、オペラでも、ミュージカルでも、ストレート・プレイでも、
① 基本、「驚いている」ことが多いんですよ~(^^;)
もう、劇そのものがそういう柱で出来ています。
役の人物が、周りの状況や事の成り行きに「驚いている」(そしていろいろ感じているはず)
役の人物は基本的に相手の言っていること、やっていることを初めてみたり聞いたりする、という設定になっている=「驚くような内容」(予想通りの場合は少ない)
自分や相手の感情や思想に「驚く」からこその、思いがけない展開の連続….💦
当然、いつも通りの普段のその人ではいられない行動を促される(その人がその人らしからぬ言動をする)という流れ…
そう、それが「劇」。
笑!
そうなのです。
劇!なのデス!
他人が作った曲、歌詞、セリフ、物語….なのです!
そりゃ、驚くよ!(笑)ドラマ起きるし、いろいろ感じるし!
だから当然、
1⃣自然であればあるほど、
2⃣人間らしくいればいるほど、
3⃣一生懸命に内容や状況に忠実であろうとすればするほど、
4⃣当事者として、臨場感を伴って、感情も思考も使えばつかうほど、
「驚いて」しまう。
OH, No……😿
しかもお相手も多くの場合「人間」です。
お互いに「驚く」ことの連続ですよ!(しかもいろいろ感じていたい)
ですから、
人が「驚くときに『やっていること』」をマジメにたくさんやってしまうわけです。
驚いたとき、ヒトは安全を確保します。「防衛」ですわ。
これぞ❣ホントの意味で「本能的」な反応ね。
慣れない刺激に直面したとき(驚いたとき)、ヒトは首を固めます。頭を守ろう、内臓を守ろうとして首も縮めます。脊椎動物ですので(笑)脊椎を集めます、脊柱を短くするんですね。胴体を固めて、息を止めたり、ひそめたりします。腕や脚をつっぱって「構え」をします。あちこちを緊張させます。そう、「防衛」モードに入るのです。
これらは、
残念ながら、サバイバル(生き残り)⚡のために、恐怖や不安を
② 「感じないためにやっていること」でもあります。
自然では、「戦うか逃げるか」しないといけない状況です。「感じたくない」のが動物の本能。感じてなんかいられないの。
ですので、役の人物として「感じたいこと」、相手のキャラクターに「感じさせたいこと」、今自分が「想像したいこと」、お客さんに「想像させたいこと」などがたくさんあればあるほど、
本来なら、
めっちゃ「感じやすい『お目覚め』モード」でいなければならないのに、
防衛が過剰に働いてしまっている……..
OH, No……😢
したがって、
・より優れたスキルと内面を伴って歌うためにいろいろ「感じたい」はずが、何がどうなっているのかを「感じないように首を硬くしながら」、歌ってしまう。
・目的にあっていて、より説得力があり真実味に迫ったセリフを言うために「感じていたい」はずが、頭を後ろと下に引いて内面の変化や感情を「感じないように」硬めながらセリフを言ってしまう。
・いきいきとしたやりとりをしながら、役の人物として自然に動きたいのに、自分の反応や周囲からの働きかけを「感じないように」胴体を縮めながら反応、応答し、動き、移動してしまう……
・音楽と一体化を目指しながら、心身全体で「感じながら」「応答しながら」演奏をしたいはずが、息をひそめながら、苦しく身体を痛めつけながら、「全体への感覚を減らしながら」楽器を弾いてしまう……
OH, No! 😢
悲しすぎます!
本来はただ「危険を避ける」ために働いてくれればいい「防衛」が過剰に機能してしちゃってる💦
本末転倒です。
🐈🐈🐈
そう、本番以外のときも、その「防衛モード」が半クラッチ入っちゃってる💦
この本当に命の危機のときだけ働いてくれればいい、通常は要らん「防衛」を、
無意識だけれども、
いろいろな理由で(理由そのものは大事ではない)、
なんだか知らんけど、やりたくもないのに、
ついつい、さまざまな活動(日常の行動、演奏、歌唱、ダンス、演技など)に混ぜてしまっているとき、
「練習しても上手くできない」、「思い通りにできない」、「想像と違う結果になってる」、「がんばってるのに難しい!」
のです!
分かりましたか?☆
☝の悪循環を絶つ!⚡練習をするのが「アレクサンダー・テクニーク」の方法です。
1⃣慣れているかもしれないが、本来の目的(より感じながら歌う、踊る、演じるetc)に適さない、本能的で過剰な防衛的反応のパターン(首固めるetc)を意識的に防いで、
2⃣半ば無意識の習慣になっているマンネリな応答(頭を引き下げるetc)をやめて、
3⃣意識的に、目的に適した、合理的で吟味された方法を選ぶこと、
これが技術=テクニーク♥
さらに、
4⃣ 全体のつかい方を「選ぶ」ときに、機能的に有利で(素早く反応できるとか身体が痛くないetc)、目的達成に役立つ(より感じるとか楽に発声するetc)方法を工夫すること、
これがスキル=アレクサンダーが編み出し確立した
「アレクサンダー・テクニーク」☆
です!😊
癖ばかりダダ漏れさせてないで(笑)、
「感じやすい『お目覚めモード』でいたい時にいられるようになる」練習をいたしましょう!
現在、Kaoruのアレクサンダー・テクニークの個人レッスンは、これまでにグループのクラスを受けた方、もしくはご紹介がある方のみ、新規のレッスンを受付ております。次回のグループクラスは来週の台北でのクラス(笑)、その先は10月もしくは11月の予定です。お楽しみに♪レッスンの予約は1か月前から開始ですので、お忙しい方ほど、スケジュール管理と調整をお気を付けください。
*7月の演技の基礎やエクササイズのクラスの詳細をアップしました。イベントページも面白マンガと一緒にチェックしてみてください😊
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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