演劇やダンスや音楽などの世界でよく言われる「ニュートラル」
なぜ、「もっとニュートラルに!」「まず、ニュートラルから」「ニュートラルを身につけて」など…
と言われるのでしょうか?
❔
何の「中間・中立」だと言っているの?
「ニュートラル」という言葉が指していること、分かりますか?
偏ってない
片寄らない
中庸
中立の立場?!
はっきりしない、ってこと?!?!
そして「自然=ナチュラル」とは違うのよ~💦
う~む☹
音楽・ダンス・演劇などの方々にとっての主なポイントは、
①片寄らない
②中立の立場
③偏ってない
かなと思います。
で、何についてなのかと言うと、
A 筋肉の緊張と弛緩の「調節」のこと
B 作品やキャラクターや共演者に対する「態度」のこと
C 取り組みの「様子」
が話題になっているポイント✨ でしょう。
🐈🐈🐈🐈
Aについて:筋肉が緊張しすぎていなくて、でもダラダラ弛緩しすぎてない状態で居て欲しい。緊張と弛緩の「片寄り」を減らして欲しい、ということではないでしょうか?なされるがままではなくて、自分で調節してよ、と。笑
背骨のカーブの様子もそうですよね。(応用クラス来ている方はよく知ってるネ♪)調節できるよ、と。
そして中立の立場ならいきり立ったり、虚脱したりしないはずなの。
したがって、筋肉の緊張と弛緩のバランスや背骨のカーブの様子が「偏っていない」=ニュートラルなのですね~✌
🐶🐶🐶🐶
Bについて:俳優(パフォーマー)自身が自分の立場や意見や先入観やこれまでの経験や個人的な記憶とその意味にこだわり過ぎていると、思い入れが強くなりすぎるせいか💦
感情も、怒り!激高!憤慨! または 歓喜!嬉しい!幸福!の両極端になったり
思考も、一か八か、〇か100か
のような極論に達しがちです。。
個人的な意見やさまざまな体験や知識があるのは、本来、素晴らしいことなのですが、試す範囲やAで出た「調節」する能力を使わなくなるのは、もったいない‼
中立の立場を頭の片隅に留めておく時間も加えたいですね
=中立タイム=ニュートラルな状態を意図的に作り出す
安全確保のためにも、健やかなリハーサル生活のためにも、ヨロシク!
Cについて:取り組み方が部分的、局部的なトラブル・シューティングになっている方が多くみられますが、見直してください!
😠
ホント、その直接的に、部分ごとにバラバラ事件⚡するの、良くないよ💦
セリフだけ、しかも部分的に変えようとしたり….
一部の所作だけ、取り出して練習したり….
段取りだけ確認して、その間、お身体は「お留守」だったり…
自分一人の考えだけで突然、本番中に「実験」したり….
ダメです!
「ニュートラル」に=全体に、みんなと、直接狙いすぎず、「まるごと」取り組んでください。
他人に依存した個人のトラブル・シューティングをリハーサルだと勘違いしていると(演出家がよく憂いていますが)、稽古が進みません。
自律しよう♪
はい「ニュートラル」は、
・筋肉の緊張と弛緩のバランスや背骨のカーブの様子=「調節」する能力を使う
・中立タイムを意図的に作り出す=「おひとりさま」しないで、他人と協力して一人で出来ないことをやる
・バラバラ事件せず、全体へ「まるごと」の自分で取り組む
ことで得られるようです。練習しましょう。
*バラバラ事件についてはこちらを参照 http://https://https://kaorukuwata.com/2017/06/29/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%A9%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%8C%E3%83%98%E3%82%BF%E3%80%8D%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99/
ニュートラルは誤解が多いようです。また続きがありますので、お楽しみに♪
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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