戯曲読解&分析のワナ 第1回「事実が大事」

私が高校生のときから習っていた今は亡き恩師A(俳優)がいつも言っていたこと。

「かおちゃ~ん。具体的だよ~、具体的!おまえは観念的なんだよなぁ、なんかぁ、う~ん、俳優は具体的でなくっちゃぁ~、やれぇ、具体的に~!」

3年近く言われ続けた日々。

その後も私の留学先のロンドンまで達筆なお手紙をくれた温かい師匠。実の娘のように本当の意味で本気で叱ってくれて、信じてくれて、最期までかわいがってくださった先生。

そうです。

今になって、その後、ウン十年を経て、先生の有り難さと正しさが染み渡る冬の空。

苦笑

授業だけでなく、シーンのクラスや外の企画やWSなどをやっていても毎回感じること。それは、「戯曲読解&分析」が「事実」に基づいていない!

しかもまったく具体的でない!という恐るべき事態!

由々しき問題でっす!

伝統的な「いわゆる」戯曲読解&分析でも、スタニスラフスキー・システムでも、戯曲が文字に書かれた他人の生活の様子や言動である以上、ただ妄想してちゃダメだろ~!

ただ観念的に分かったつもりになっててもダメだろう~!ただの調べものも足りないだろう~、博物館じゃないんだ~演劇は~!(笑)

というわけでこのブログの「カンタン!戯曲読解&分析」コーナーでは具体例を出して、戯曲を読むにあたっての注意やポイント、分析の方法などをご紹介していこうと思います~。!(^^)!

戯曲を読むのに慣れているプロの方々、

戯曲を読み始めてまもないヒヨコの方々、

ご自身の俳優メモなりジャーナルなりノートなりが、具体的な読解&分析になっているか、まずはご確認ください。

例えば…

「あなたのキャラクター(役)は何ですか?誰なのですか?」というような問いに…

「不幸な女です」とか「綺麗な女性」と答えてないよね?!

まさか!

「この人(自分が演じる役、キャラクター)はどうしてこんなこと(セリフ)言うんだろう?どうしてこんなこと(行動)するんだろう?」

なんて、しょっちゅう思って…ないよね?!ないよね?!

思っていた方、お心当たりの方へ。

まずは戯曲読解&分析前にたくさんの世界の名作と呼ばれる時代と文化を超えて生き残る名作小説をお読みください!

その上で、

世界の名作といわれる戯曲を「事実」と「事実から推測できること」を分けてノートにお書きください。

ここがスタートです。

のんびりになりそうですが、まだまだ続くシリーズで~す~(^^)/

毒舌好きの方々、しばしお待ちくださいね!

本日の写真は最近読んで面白かった、己が何者かが具体的な方による、具体的な例がたくさんの面白い&読みやすいお気楽な良書。お試しあれ~!

観劇日記「バトルフィールド」@新国立劇場中劇場

観てまいりましたよ、世界の巨匠!

イギリスが誇る、そして今はパリを拠点に活躍を続ける御年90歳の巨匠!!!

ピーター・ブルック演出の最新作!

もうね、20代からロイヤル・シェイクスピア・カンパニーを演出したり、話題作&傑作を生みだしたりして、世界中で大活躍のまま…

はや、半世紀以上でございますっ♪ 笑

関連記事はこちら。

http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51977055.html

そして、こちらにも💙

http://enterstage.jp/news/2015/09/003515.html

洗練されたセット、繊細で柔軟な俳優たち。雄弁に語るセリフ、そぎ落とされた無駄のない動き・・・。

はあ、ため息がでます♥

日本語の字幕ありの英語上演です♡

演劇は、やはり文化、風習、言語といった枠を超えて訴える内容があるものこそが素晴らしいですね。一瞬にして時空を超えられる驚異的なパワーがあります💙

とにかく観てみてください。

個人的には昔ロンドンのYoung Vicで観た「Le Costume」の方がお気に入り。東京にも数年前でしたか?来てましたね、タイトルが変わって、「The Suit」でしたっけ?

当時のリンクはhttp://www.lovetheatre.com/tickets/2759/The-Suit

とか、http://www.theguardian.com/stage/2001/jan/26/theatre.artsfeatures1

ですね。

「感性」って、筋肉に似てますよね。

刺激したり、鍛えたり、栄養おくったり、休ませたり、普段と違うことしたりしないと育たない。強くならない。力を十分発揮できない。

ぜひ、おでかけください(^^)/

本日の写真はお気に入りのカフェ~♪中庭がありまっす!(*´▽`*)

 

 

観劇日記「スポケーンの左手」@シアタートラム

イギリスの鬼才!マーティン・マクドナーの戯曲に初めて出会ったのは私がまだいたいけな(?)ロンドン大学の学生だった頃…

話題作があると聞き、情報誌タイム・アウトの記事を読んでもよく分からなくて、演劇や美術の仲間たちと「とにかく観に行ってみよう!」という話になったのです。(これ、イギリス仲間たちの良いところ)

「Pillowman(枕マン)」という、日本語を母国語にする人にとっては、ほんわかするような、なんだか可愛らしいような、「スーパーマン」「アンパンマン」「スノーマン」にも似たメルヘン?っぽくもおっとりと想像できるタイトル…

…とは全く違う、メルヘンな物語の世界とその裏に隠された陰惨な物語の、世にもおぞましい、恐怖の児童虐待の連続、辛く厳しいホラーな家庭の、びっくりなスプラッタ物語でした!(+_+)

その後、この鮮烈でびっくりで秀逸な物語でオリビエ賞をとり、トニー賞を取り、マーティン・マクドナーは一気に有名作家として活躍していく訳ですが…

あとにも先にもこの時だけです。

私が「本当に」イスから一瞬飛び上がって声を出して驚いたのは。

「ヒイッ」と。

隣に座っていた友曰く「飛んだっ!一瞬、本当に飛び上がっていたっ!どうやって飛んだのっ?!」

そうです、そんなに驚いたのは人生初でした。

イスからお尻が浮いたのだ。。

そして3時間越えの超大作にも関わらず、驚きつつ、手に汗して、最後は感動しつつ、満喫したのでした。劇場を出たときの安堵感。(笑)。すごかった…

そして、その夜はもちろんフラッシュバック!!!ばっちり悪夢をみた私です。(-_-;)

はあ。。。

いま思い出しても、背筋が凍るシーンの数々…

演劇ならではの、生の震え。生の恐怖。生のショックっ!!!

そして、そんなマクドナーの別作品を今、東京でやっています。

しかし、ホラーではなく滑稽系のコメディータッチな作品。観る側の世界観も問われます。想像力も試されます。!(^^)!

http://setagaya-pt.jp/performances/20150728-3426.html

http://enterstage.jp/news/2015/08/003274.html

「スポケーンの左手」でございます。

ソンハさんと中嶋さんの掛け合いが面白かったです♪
日本の公演らしくない(苦笑)、戯曲と作家の世界観を尊重した、実のある公演。

劇場へお急ぎくださ~いっ!(^^)/

 

 

12月のムーヴメントのクラス:予約速報!

12月のムーヴメントのクラス速報です。

・ラバンが初めての方のための『ラバン入門クラス』は初めての方、2回目の方を合わせて、あと4~5名で満員です。

笹塚メソッドの一番広いスタジオでのびのび動きましょう!

・モノローグのクラスは 残り2名だけです。

文学的にならずにセリフをつかう芝居の基礎練を愉しみましょう!

・いろいろなエクササイズをつかったPlay~のクラスは あと5名で満員です。

普段はなかなか家や稽古場で一人ではできないエクササイズの数々をつかって、ちゃっかり実力を養いましょう!

・台本をつかってのシーンのクラスは 残り3名のみ、受付けます。

細かな人物造形を含むキャラクター作りから戯曲分析まで、そして役のサブテキストの問題や超目的設定まで、幅広く学びます。一人一人の実力を底上げしながら、上演に値するようなシーン構造まで解明し、徹底的に学ぶ6日間です。ご覚悟ください!(笑)

クラスのレベル、男女のバランスや指導の質を保つためにも、完全な事前ご予約制です。クラス別に準備内容が異なっております。入門以上のクラスでは課題が出る場合もありますので、当日予約なしでのご来訪(?)はお断りしています。悪しからず~(^^;

*全コースともに、飲料水、筆記用具、稽古着替え等を必ずお持ちください。(持って来ないと後悔します💦)

3夜間連続のコース(ラバン入門とエクササイズクラス)は近所へお出かけ♪できるような休憩はありませんので、必要なものはクラス開始時にお持ちください。5~10分程度のトイレ休憩はあります。

・朝10:30からのモノローグのクラスは昼休みが45分程度あります。

・朝10:30からのマスタークラスは昼休みが45分程度あります。(21:30までの日は+夕休みが45分程度あります)

…ので、ご安心ください

演劇大好きっ子(笑)の高野しのぶさんがこの特別クラス開催のお知らせを書いてくださいました。私の仕事案内なのに私の記事より分かりやすい、感謝です!クラスの詳細も載ってます。ぜひご確認ください

【ワークショップ・俳優養成】鍬田かおる「2015年最後のムーヴメント特別クラス・初心者から上級者まで」12/23-30実施※〆切は各開講日の3日前

本日の写真はシンガポールのクラークキーへ向かう途中、友人が撮ってくれたもの♪

そろそろ南国の陽気が恋しい日本の冬ですね。健やかに過ごしましょ~!(^_^)/~

軍曹ドリルI ウォームアップの例②

ちょっとずつ寒くなってきた季節。身体も硬め。

なにかと縮こまりたい誘惑の多い冷たい風がふいております。

そんなときは体調も崩しやすく、ケガもしやすい。いつも以上に「丁寧に」ウォームアップをいたしましょう。

ウォームアップの例②スイング2つ目

前回ご説明した横のひねるスイング。背骨のうごきに着目して、無駄な上下運動をせずに、ゆるやかに、柔らかく、身体全体でできたかな?できてない方は…

練習してね!

本日も同じく形を整えるようなものでなく、スイングのうごきをつかったもの。

・足👣は自分の骨盤の幅に開いてから、右か左のどちらか片足を1歩後ろへそのまま引きます。(少しアキレス腱を伸ばすような体勢になりますネ)両足がパラレル(並行)かどうか確認してください。ガニ股や内股はやめましょう。

・股関節、両ひざ、両足首を緩め、前に傾いていないお猿さん(笑)のような体勢になります。

*体重は両足の間に。顔は前をみましょう。

・両腕をプラン、プランと前後に振りながら(前後の振り子のように)体重を前後で移動させます。顔は前向き、胸も前向き、骨盤も(まるで)小さい前へ倣え!のように前向きです。

*膝がつま先より前にでないよう、気を付けてください。くれぐれも、膝を下へ押さないよーに!

・両腕は振り子のようにうごきます。鎖骨から、そして肩甲骨から腕がうごいてかまいません。肘のつっぱりも要りません。

*頭の高さがガクガクと前後する度に変わらないように、関節を緩めてつかいましょー。背中は広く、長く。頼みます。(笑)

・息をひそめずに(笑)、両手をふりふり、体重を前後に移動させ、繰り返します。

*前にいった時、後ろ足は床から半分くらい離れて構いません。足指もつかいましょうね。

・前後の足を交代させたら、反対外も同じくらいの量やってください。

意外と(?)からだ全体がほぐれます。

額にじんわり(^^;汗が出るくらい、おそらく5~6分くらい(?)これら2つのスイング運動をやってみてくださいね。

運動は栄養の大切な仲間です。健康一番!(^^)/

今日の写真は美味しいペルー料理店にて、巨大なチャーハンと♡ えへへ ♥

健康ならでは💙

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映画がもっと進化すると…!?

この前、知人たちが、

「今、映画ってすごく画像きれいだね~、デジタルはびっくり💙3Dはものすごいリアルだもんね、大画面の迫力もすごい!映画がもっとハイテクになるとどうなっていくんだろう~」

と愉快に語っていたのです。

そして映画の方が(だいたいにおいて)演劇よりもチケットも安い、あちこちで観られる、かなりの回数が繰り返しみられる(1日に4回も5回も上映など)、一度に大勢にみせられる(数100人単位)、音響もさらに最近はハイテク、スピーカーもさまざまで臨場感あふれます。

映画館によっては食事もできる、お酒も飲める、豪華なシートもある、まるでビジネスクラスの座席のような予約できる社長イス(笑)みたいな映画館もあり、予約もできるのです。

(演劇、ピーンチ!化石ですっ!)

場合によっては自分の家や庭でも楽しめる、それも繰り返し、誰とでも何度でも、記録もできる♪

そう、映画は2次元だけじゃなくて、スクリーンを通じて、臨場感あふれるよりリアルな体験が(かつ安全に)たくさんできるんですよね。

それもかなり「効率的」に(そこそこ)「お手軽」めに、都合のつけやすい時間や場所で、大勢に一遍に…。

すごいなあ、映画って!(^^♪

そして、かつて一世を風靡(?)したフェロモンを劇場に出すとか出さないとかいう話題になった乱歩の映画の話になり、「こうなったら匂いも出たらすごいよね~、やるかもね~、そのうち~」、「かなりリアルだ~(ワクワク)」と人間の五感の話と映画の可能性に話は展開いたしました。

数日後

別の知人の音楽家のサイトに面白い引用が。(ワタクシによる ↓ 意訳)

「映画がさらにリアルを追及し、一層の進化を遂げていくと……

(お、ちょうど気になっていた話題だ!ワクワク !  )

映画は『演劇』なるものを発明するだろう」

笑!

なんやねん!

笑!

そうです。

そうでした。

ビバ、演劇!♥

演劇は生です。最高のリアルです。

極められれば、一種、現実を超えたリアルがそこにあります。時空を超えます。

本当に、今、生きている人間が、実際に、「同じ時間、同じ空間を共有」し、目の前で、血肉を総動員して、動き、(しゃべり)呼吸して、そこにいます、交流します、一緒に想像します、風、感じます、震え、感じます。

思考も感情も行動もぜ~んぶ、総動員!

温度も、湿度も、息遣いも、空気の振動も、重さの移動も、緊張も弛緩も…どんどん伝わる濃密な時間💛

しかも見たいところを観客それぞれが自由に選択して、クローズアップ!

自在にロングショット、お好みでパーンも可!

おのおので別の音楽が脳内で流れることも、異なった色を感じるときも…!

すべてOK! !(^^)!

なんて寛容なんだ!なんて自由なんだ!なんて豊かで想像の余地があるんだ!

素敵だ!

映画よ、映画は映画の得意なことを極めてください。演劇は演劇の得意なことを極めます。

いつの日か仲良くできたら、楽しもう。

と異母兄弟に宛てた手紙のような文章が浮かびました。(笑)

私は映画も大~好きですが、根っこは演劇人です。

そして…

音楽家の友人よ、洒落た引用をありがとう。

本日のお写真は、映画のような素敵な建築や風景に溢れるかつては南米のパリと呼ばれたブエノスアイレスの街角にて。今は眠っているかつての栄華を誇る有名な♥喫茶店

 

「見学」って…何のため?―見ていたい人々

①「ケガのため、授業を見学させてください。」

②「~の勉強をしているので、クラスを見学させてください。」

③「参加を考えているので、最初、見学させてもらえますか?」

…ワタクシにはさっぱり分かりません。

一般的には、やる気があり、失礼のない、どちらかというと推奨される行為のようで、一種、優等生的な対応またはご丁寧なお申し出のようですが…

ワタクシには理解不能!(趣味や娯楽クラスの場合や取材は別ケースと思います)

①「ケガのため、(動けないので)授業を見学させてください。」

一時的に動くことが難しい場合ですね。はい、そこはOK。

でも、もとの授業(やクラス)が実際に本人がうごくことを前提にしているのなら、本来は参加できないはず。実際に活動することと見学が同等ではない時点で、『見学=参加』にはならないよ?そこを勘違いしている学生やその親よ、ケガや病気が中期~長期に渡るなら、休学なり休所なりして『授業内容に見合った(健康)状態になって」から再開するのが本人と周りのためにもなるでしょうに…

そして、

最大の問題は体調が悪いのに無理して座っているとか、拷問。はやく帰ったり、病院へいったり、水平になったり、どこか冷却したり…治療に集中したほうが何倍もよい場面もあります。

見学!という根性は要りません、健康第一。

そして見学用のスペースを確保するのも効率的でない場合もあるってことを想像してないよねぇ~。

また見学者という立場の者がいないからこそ、クラスの平等感や緊張感、集中度が保たれているというのもあります。😡

どう考えたら、実際に活動した人とただ見てた人に同じ価値の単位をあげたり、ましてや成績がついたりするんですか?本当の意味での公平を考えていただきたいものです。

②「~の勉強をしているので、クラスを見学させてください。」

はて、なんだろう?…この一見、正しいようで、やはり間違っている感は。

それはね…学習(勉強)の本質から、遠~~くかけ離れているから。

「学ぶ」ということが分かっていないんですね。

ズバリ言いましょう。

「○○の勉強してて、そのクラスに来るなら… …」

「見てないで、やれ~い!」

見学して何か気に喰わなかったり、自分の予想やご希望と違ったら、諦めるのかい?

「いや、そんなっ!」と言うなら、真剣にやっている人が目の前にいるんだから、安全なところに座って批評家然としてないで、とにかく試してみないと!

「やってみる前から、意見を持つことはできません。やってもないのにどうこう言う事、それは意見ではなく『偏見』です。」

と言ったのはパリ在住のチェロ奏者でもありアレクサンダー・テクニーク教師でもあるペドロ・デ・アルカンターラ。

まさにその通り。😠

③「参加を考えているので、最初、見学させてもらえますか?」

尚、意味が分からない。ワタクシには。

だって、どうせやるんでしょ?(笑)

じゃ、今から、始めたら?(笑)

たまに聞かれるんですよね。イギリスで演劇学校はどうやって調べましたか?とか、ロンドン大に入学する前はロンドンに行ってたのか?語学留学してたのか?ホームステイしてたのか?など…

NO! いいえ、まったく。(笑)

ヨーロッパには観光旅行すらしたことなかった。

だって…イギリスに行っても、観光客がいくところに毎日行く訳じゃなし、天気が悪くても素晴らしい舞台を生み出している人々はいるし、多少不便だったり不衛生だったりでいろいろ日本と違っても…どうせ勉強するんでしょ?笑

じゃあ、大学を事前に見学しようが、ロンドンに行ってみようが、行動はほぼ同じじゃないですか?学ぶのは自分なのだ。環境や他人によって学べたり、学べなかったりするなら、学ぶという基礎能力があまりにも欠如しているのだ。(学びやすいという傾向はあるにせよ。

例えば、資料がたくさんある、優れた「秀作・傑作」がたくさん間近で毎週お安く観られる、のような。

という訳で、1回や2回「見学」したからといって印象以上のものが分かる訳でナシ。

やりたいこと、学びたいことがあるなら「体験」してみるのが早いでしょう。

結論:「まず、やってみよう」

実行あるのみ!

このハイテク時代でも、私たちは「見る」ことでなにかを身につけることや学ぶこと、理解を得ることは、(ほぼ)できません。

私は運転や道路を20年以上も見ていたはずでしたが、教習車を運転するまで、「車とは?交通とはいかに!」をさっぱり想像もしていなかったことに気づきました(恥)

その苦労は想像に難くない。恥。

文字面の情報は大量に探しだせるけど、コンサートでオーケストラや歌手を「見て」も楽器が演奏できるようにならないもんね~。

私も何年も練習しまくる音楽家や歌手を「みて」いますが、自分は歌えるようにも演奏できるようにも、全くならない。(笑)

みることは喜びでもあるけど、やる側になりたいなら、自分が「やってみる」しかないよ。

教訓:「みてないで、やりましょう」

 

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今日の写真はマレーシアの熱帯雨林でFlying Fox(ロープにぶら下がって『ターザン』)する前の図。地上150メートルで、530メートルの距離を2本、時速80キロ~でターザンする。。実際、高速で空中を移動するターザンよりも、ビル以上に高い木に立てかけてあるハシゴ(!)に登る方が辛かったし、さらにヤブ蚊に刺されまくる方がキツかった。(笑)

Flyingfox

やってみないと分からんことばかりです。

ちゃん、ちゃん。

 

 

 

 

 

 

観劇日記「オーディエンスーNTLive版」

アカデミー賞女優!ヘレン・ミレンがイギリスのエリザベス女王を再び演じるとなって話題騒然だった舞台公演「オーディエンス」。

オーディエンス=謁見(室)のことです。

イギリスの政治が分かれば尚、保守党と労働党の確執が分かれば尚、そして王室の紆余曲折を知っていれば何倍も楽しめる素晴らしいユーモアと風刺と、そして人間愛に溢れた傑作💛

一人一人が役の人物の特徴を捉え、かつ戯画化していない上質さ。ダサい意味のない暗転を多用するようなアホな演出のない(笑)、一貫したスムーズな時間の変化とスタイルが統一された衣装と装置と演技のスタイル!

(日本の変な暗転が多いウザい演出もどきは滅びよ!)

綿密なリサーチに裏付けされながらも、博物館のようにただ再現するのではなく、劇作家と演出家の前向きで温かな意見が感じられる成熟したキャラクター設定と創造。

(日本の演劇人も見習ってくれ!)

とにかくイギリスらしい辛めのユーモアと、それでもやっぱりほっこり、人間賛歌が感じられる英知を感じさせるこの作品を、ぜひご覧ください。(*^^)v

上質なお時間でした♥

 

ことばの破壊力!PartII 「まったくかみ合わない」珍事件②

はて「バカの壁」?でしたか?

壁シリーズの本が流行った年がありましたが、母国語であるはずの日本語の壁を日々感じるKaoruです。

なぜ第二外国語の英語でロンドンで教えていた頃の方が簡単だったのか…?

それは結局、学ぶ側の意識が高く、学ぶこと自体が得意な人が多くて、演劇やダンスや音楽に親しんでいる人も多いコミュニティーに居たからなんですね。 見習いヒヨコ時代のKaoruは 有能な生徒たちと素晴らしい師匠ズに助けられていた、って訳です、自分の能力のよるものはたぶん三分の1くらいだったかなぁ….。

ほんとに有り難いことでした。

さて、

最近の日本語通じなかった事件

①勝手に授業中に出て行った(!)学生が戻ってきたので

Kaoru「何か緊急なの?今、授業中なんだけど?」

ダメがくせー「大丈夫でえ~す」

Kaoru「トイレなら授業前に行きなさい。ちゃんと休憩あるでしょ。」

ダメがくせー「あ、大丈夫ですぅ。」

そうじゃないって。

こちらは心配してんじゃない!怒 なにが大丈夫なんだか、さっぱり分からん。

嗚呼、これが大学かい?!

② 簡単な(ホント)ウォームアップ運動の途中で

ヒヨコ俳優見習い「(モジモジ)…で、できない。難しい。」

Kaoru「いや、体重預けるだけだから。カウンターバランス。綱引きと同じ原理。」

ダメなヒヨコ俳優見習いA「…怖い…できない…」

イマイチなヒヨコ俳優見習いB「大丈夫だよ、ほら。がんばって」

Kaoru「いや、がんばるとか、そういう問題じゃなくて。ただ運動するだけだから、体育レベルの。」

ダメヒヨコ俳優見習いA「…でも…」

とその後、十数分が経過。他のヒヨコたちは次々と別のエクササイズへ快活に進む。

Kaoru「あの~…未だ?」

ダメヒヨコ「…」

Kaoru「やらないなら、できるようにもならないし、何が難しいのか、苦手なのかもわからないままだよ?別に複雑で難しいことやってる訳じゃないから」

ダメヒヨコ「…やります!」

Kaoru「はい、じゃ、やって~(というか、もう十何分も経っているんだけど)」

ダメヒヨコ「…やらせてください!」

しかし、やらない。

またもや十数分が経過。

Kaoru「あのね、やらなくても構わないから、その代わり不参加で。進行の妨げなので。別に、無理してやらなくていいから」

ダメヒヨコ「やらせてください!お願いします!」

…しかし、やらない。

さらにエクササイズは進み、いよいよほんとに邪魔に。

Kaoru「あの~、もういいから、出て行って。無理しなくていいし。進みたいから。」

ダメヒヨコ「出て行きませんっ!やりますっ!出て行きません!」

Kaoru「いや、もうどうでもいいから。気にしないで、そんな無理して別にやらなくても」

その後も、ダメヒヨコは居続けた。

なぜ?!苦笑

あのね、「出て行きません」ってどんな返事じゃい?!

文章が使役なのか、疑問文なのか、命令形なのか、肯定文なのか…

知ってて~、想像~、考える~

それができないひとは、いつまで経っても、台本も読めませんので…悪しからず。

さよ~なら~~

今日も写真は天狗センセイ。カメラ目線で器用に木の実を取る瞬間を激写!また会いたい!

…そう思えるヒヨコやら学生やらを増やしたいデス…(遠い目)

 

 

 

 

 

ことばの破壊力!Part I 「日本語がまったく通じない」珍事件

泣く泣くPCを入院させておりましたKaoruです。

にも関わらず、「時間は誰の上にも平等に流れていく」んですね…泣

はい、今日のお題。「ことば」。

そうです、演劇の要の一つ、人間の能力です。

大事な人間の機能です。

そう、とっても大切な『言語能力』でございます

私も人間なので、癖もありますし、英語に洗脳され、スペイン語に毒されつつありますので(?)、少々おかしいところ、お聞き苦しいところもありますが…それでも日本語の基本的な構文は…まあ、できているかな?と思います、わざと崩す時は別ですが。

そんな日々で特に衝撃だった日…

昨年のおもひで再現V

短いシーンのクラス。ヒヨコ俳優がなんだかモヤモヤ動いた後。

Kaoru「…まず、あなたはどこから来たの?」

ヒヨコA「…ええっと、ボクは家から…」

Kaoru「家はどこにあるの?」

ヒヨコA「あ、歩いて15分くらいのことろです。」

Kaoru「あ、そう。じゃ、あなたは?(ともう一人へ向けて)」

すると…

ヒヨコB「…えっと…あたしは………(キョロキョロ)…魚屋です…。」

❓!

劇場が凍りついた瞬間。。。

Kaoru「(怒)…はぁ?!」

そう。

Where? に対してWhoを答えてしまう。

そして解説しても、質問を聞かれている目的を想像しない、聞かれてる理由を考えない。

一体何なんだ?!

あまりに驚愕したので、その直後、大御所演出家に会ったので、この事件をお伝えしたら、

大御所「…えっ?!…ウケ狙いじゃないの~?!」

と微笑を浮かべ、余裕のお答え。

Kaoru「いや、本気でした。真面目なクラスで、真剣な瞬間に、です。しかもウケ狙いするようなコではありません、おどおどするようなコです…」

大御所「え~、ホント?…バカなんだねっ!はははっ 笑!」

Kaoru「…いや、こんなん大勢いて…まかり通ってますよ…いったい日ごろから、例えば友人同志どうやって会話をしてるんでしょうか?」

とお通夜の面持ちのKaoru。

御御所「…ま、斬ろう!(笑)」

苦笑。。。

そう、笑うに笑えない日本語(母国語)が通じない珍事件。

そののち、ヒヨコBが斬られたのは想像に難くない。~さよ~なら~~。

外国語より、まず母国語から。(と文科省にも政府にも言いたい!)

どんな分野でどんなレベルで、どんな仕事したっていいけど…

健康で愉快な生活のためにも、母国語くらいは少しはできた方がいいです。(百歩譲った。)

さよ~なら~~

今日の写真は私たち人間の仲間の天狗猿。天狗に似ている…というより、実は彼らをみて天狗と名付けたのでは?(^^;)人間と同じで、手をつかっていろんなことができる、声をつかって仲間とコミュニケーションできる。ボルネオ島にて。