NT Live巨匠アーサーミラーの名作戯曲「みんな我が子」が!

「最高で感動した」、「超泣いたよ~!」、「わあ、すごかった~!」

と無条件に喜んでいる方は、以下、読まない方がいいかもしれません。

私はもちろん巨匠アーサー・ミラーの大ファンです。

20世紀を代表する天才的な洞察力★イプセンの系統(笑)からくる、メタファー、シンボル….戯曲の醍醐味というもの、物語の深さ、「劇構造そのものにも語らせる」面白さと、劇の仕組みの明瞭さ、言葉(タイトル含め)の的確かつ明瞭さにいつも感銘を受け、学んできました。巨匠のズバリ!感(笑)にも、学べば学ぶほど、毎回新鮮に(良い意味で)ショックを受けている一人です。

さて、今回の私の基本的な意見はこのイギリスの新聞インデペンデントに載ったレビューとほぼ同感です。

https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/theatre-dance/reviews/all-my-sons-review-old-vic-arthur-miller-cast-bill-pullman-sally-field-jenna-coleman-a8883966.html

英語が堪能な方、ぜひ、ありのままの調子をどうぞ味わってください。

結構、淡々としつつ、ちょいとスパイシーだよね 💦

さて、

スタッフのあまりにも生き生きとした、まっとうで期待できるいつもの前向きなインタビューから嬉しい予感とともに始まったNTライブでしたが….

期待したほどではありませんでした。

がっかりだよ!

その理由は、主演★と鳴り物入りでハリウッドの映画でかつて大活躍してきたお二人(父母役)が冴えなかったからです。

え~!?

素晴らしかったじゃん!なんで文句いうの?!あんなに感動したのに!

と脊髄反射される方は、以下は読まなくていいです 笑

好みの問題だと言って片付けることもできると思うのですが、

実は嗜好だけではなく、私は今回、非常に危惧しましたね。

ああいう日本にも未だ残っている

「巧みに感じているフリをする」演技風な取り組みとそれを許す風土!

「いかにも情感深そうに、意味ありげに、中身(感情&思考)がめくるめく劇のスピードで動いていないのに、そうだったかのように振る舞う」という(共感的ではない)態度とそれをありがたそうに褒める周囲!

この2つがガン!と思ってます。

私は演技の専門家なので、今回は演技についてちょいと書きたいと思います。

まず、父役の俳優さん、名優なんだろうけど、硬いです。

感じているサイズ以上にお客さんや相手に感じさせようと「がんばる」ことで、固まってるように見えました。きっと真面目で善い人に違いない……..しかし、ドラマを引っ張って行っていなかった。劇中での役割として、劇を展開させていくリーダーなのに。

そして、マーロン・ブランド辺りを意識している世代なんでしょうか….

なんか……ほんと書くのも申し訳ないけど

「決めてる」

瞬間がたくさんありました。

私のクラスなどでモノローグやシーンでしっかり感覚を磨いている目も耳も良い方はご存知でしょうが、

「感じてて、衝動もあって、動いていて、いっぱいなっているから、つい『漏れ出てしまう』ものであって」

先につくって、なぞりにいくような、「八百長」じゃないはず!

とちょっと腹立ちました。

なぜ、人間である私たちに、生き物として不自然な順番がばれないと思うんでしょうか…..?

ちなみに、アーサー・ミラーの演劇観、演劇論はこちらを読むと俳優も演出家も劇作家もスッキリ!すると思います

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そして肝心の台本はこちらね。ハヤカワが文庫で出してくれているので有り難いデス!感謝!

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さて、噂の(なぜか)大好評だった母親役ですが、こちらも映画でかなりの数の作品で活躍してきた実力派。

しかし…….

私が期待しすぎていたのか、アーサー・ミラーを好きすぎるのか….💦

これまた、「固めている」よね

内面が動くようにみて、きいて、感じて、想像して、交流して、その結果、感じながらの行動と言葉が必要になってたまらないから「しゃべる」になるのではなく、

いくつかの箇所で特に目立ったのが、

「決意→行動→しゃべりながら感じて行く」という

なんだか奇妙な順序。

あんな緊急事態に、心乱れる1日で、差し迫った問題があって、個人的な意味ばかりが溢れている心理的な現象が激しい状況で???

みて、きいて、感じって、欲しいものがあって、恐れがあって….

現実の人間たち以上に、人間らしい言動をしてしまう、という切り口なのに……

なんだかな~💦

どうにも「神がかっている風にみえる」様子を説明していた…….。

そういう劇だっけ?

この上演バージョンだと戯曲の構造はちっとも分からないですね。(私だけ?)

役の人物たちは「(書かれている)言葉がなぜ、いま必要になるのか」

が心象風景からは伝わりませんでした(私だけ?)

全集は解説があるので、とっても嬉しい場合がたくさんあります。専門家のみなさまありがとうございます。

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今回、なかなかいいなと思ったのがクリス役の北アイルランド出身のコリン・モーガンさん

「You can never know enough.(知りすぎるなんてことはない)」とインタビューでも語っています。

健全ですね。

「~then I read it again from an acting point of view – what would I bring to it?(その後、演じるために読んで、自分が(作品に)なにを持っていく(貢献)ことができるか」

を考えるそう。

うん、よかったわ。マトモです。「たくさん読んで、観察して、リサーチする」というコリンさんのインタビュー記事はこちらhttps://www.thejackalmagazine.com/colin-morgan-interview

俳優のみなさんだけでなく、演出家、劇作家の方もどうぞ。

もう一人、ジョージ役の俳優さんも良かったよね。もう休憩時にはジョージの登場に望みをかけていた状態だった私…。

ジョージさん役、良かったですよ。つかっている「方法」の繰り返しが多かったけども…。

一方のアン役は華やかできれいすぎましたね、あんな●~*爆弾かかえているのに…

ラリーを好きだったことも、クリスを好きなことも、兄を愛していることも………ワタシには分かりませんでした。

ああ、みんな振れ幅があと30パーセント増しだったら….よかったのになぁ….

😿

さて、今回の作品をみて思い出したのが哲学者 中島先生の名著

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意外なタイトル?!そうですか?

一つのこともいつも2方向からみると演技も豊かに、人物創造も立体的になります。

ブランドに惑わされず、目や耳とともに思考も感覚も養っていきましょう♪

名優と言われる人でも「ウソ泣き」はバレる。

嫌ですね。

もうウソ泣きをしたくない方(笑)、ぜひ11月の土曜日開催のモノローグ道場へお越しください。

そんな便秘みたいな苦しいことしなくても💩 笑

より人間らしく、衝動を感じて、実際に想像して動き、動かされる演技の仕組み、一緒に身につけましょう!

クラスのお申込みはクラスのブログ記事についているフォームをつかうと便利ですが、Facebookのメッセージ機能でも大丈夫です。どちらでもご都合の合うほうでどうぞ★

傑作METライブビューイング:アンコール「エフゲニー・オネーギン」

ずっと気になっていたMETライブビューイングのアンコール上映があると知り、

名作「エフゲニー・オネーギン」

の豪華キャスト、指揮者、演出、スタッフのMET★★★

を東劇で拝見することができました。

もうね、1幕1場から!(笑) 枯葉~、収穫~、農民たちのお祝い~、母とばあやの会話~

しっかり前提ができてます、まったく非の打ち所の無い幕開け

舞台美術、完璧です。

作品の内容とテーマ、それぞれの人物たちの感情、心象風景、これからの運命….

すべて超目的まで、ばっちり明らかにしています。

といっても、マンガのように単純化したり、考えなくてもいいように説明したから「分かりやすい」という残念な意味ではなく、作品の「内容に忠実」だから過去も未来も現在もつながって、劇的な効果になっているのね❤

こういうスタッフ、大切。

前半の訳あり気難しなオネ―ギンの様子はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=qa_13xMhjkg

それにしても美声です。みため、声、身体、表現とすべて揃ってスターです。

全員の全身の表情、指先から眼差しの先までじっくりみられるのがライブ・ビューイングの優れたところ。実際に観に行っても、最前列で座っても、ここまで近い席はないので、ありがたいです。

それにしても演出家が!原作、台本、楽譜に忠実に一挙手一投足、一語一句に意味と質とをもたせて、パイのように層になった構造で隙なく積み重ねていきます。

私は(大昔)バレエ人だったのでチャイコフスキーというとクラシックバレエの印象が強いのですが、改めてプーシキンの世界観で味わってみると、どれだけお互い尊敬しあってるの?というくらい通じ合っていると思いました。

そして、驚愕の豪華キャストたち!

歌唱力はもちろん、私がここに感想もはばかられるくらい絶賛!の世界最高峰ですので、それは数ある専門家の記事をみていただくとして…

ついでにアレクサンダーテクニーク的な見地からも言うと、誰も意味不明なびっくり顔🐵に代表されるような酷い「身体のつかい方」、全くしてないです。イマイチな方に多い不可思議な「構え」が一切でない。よく防げています㊗素晴らしいテクニックですね。

さて、素晴らしすぎる中でも、特に、強烈に秀逸だったのは指揮と演出の相乗効果でございます。(思わず改まる)

途中の指揮者のインタビューがこれまた嬉しい内容ばかりでした。こういう人間的で生き生きしていて、まったく「定型文」ではない、自分の感情、感性、意思表示、はっきりした価値観、明瞭な目的と方法、普遍的なテーマの重さと重要性を提示してくれる巨匠たち….ありがたいです。

そして、決して、なにも、どこも、誰も、ダサくない!古くない!これ、大事です☆☆☆

(当たり障りない演出、表現、内容、質…って、つまらないよね💦)

パンチのきいた指揮者の情熱的な様子もさることながら、後半もこまやかの心の機微まで繊細かつ明瞭、鮮やかにスケール大きく「行動」を通じて、一貫して私たちに目撃させてくれる歌手(俳優)たちと、内面の様子が絵画になったとしか思えない美術、心象風景が聞こえるようになったと感じられる麗しい曲の数々………

たまりません!

私はちょうど「リア王」をつかった「ズバリ!な演技のための戯曲読解と実践のクラス」後でしたので、熱心な生徒さんたちと一緒に観劇したので、その後はあちこちのシーン、内容について、おおいに勇気づけられ、わくわく嬉しい時間を過ごしました。

私が欲しい(笑)原作はこちら
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手に入れやすい文庫はこちら
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このMET2007年作品傑作版のDVDはこちらにあるそうです!キャー!☆
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そして、ありがたい松竹のページはこちらです

https://www.shochiku.co.jp/met/news/1988/

11月に初めての方、久しぶりの方もOKのいずれかの入門クラスを開催予定です。詳細決定まで数日お待ちくださいませ。

年末年始の特別クラスの内容を吟味しています。リクエストやお悩み相談(!)がある方、おはやめにお知らせください。日程も可能な限り鑑みて開催いたします。

これから本格的に本気で演劇、演技を始めたい方々も、

本質を見つめ直し、苦手エリアを克服し得意を磨いて飛躍したい若手も、

根源的な価値基準、それぞれの役割、未来を見据えて虎視眈々と王道を邁進したい中堅も

真摯で健やかに学習を深めたい方々をお待ちしています🌟🌟🌟

 

 

 

 

METライブビューイング2018-19 ワーグナー「ワルキューレ」

最高傑作でした~♥METのワルキューレ―★★★★★

演劇人にはお馴染みの素晴らしい鬼才(ってなぜ呼ばれているの?)ロベール・ルパージュの演出による約5時間の至高の時間♫

https://eiga.com/movie/89616/?fbclid=IwAR16iChMmykc040pN3uI1pYuAdRLmOyi4TRhY8Z7skGWrpFLHSgqIjLXJEQ

絶対に見逃せない!

ワーグナーのせいなのか(笑)少々、恰幅がよろしすぎる方が数名いらっしゃる……….けれども!

そんなこともすっかり忘れ、麗しくスケールの大きい、かつ無駄のない装置(とその意味)と、ルパージュお得意のメタファーを含んだ、ビデオの美しいこと。。。

圧倒されますね

もう、もはや後半には彼らが「歌っている」ことも忘れていた。。。。

ただただ言葉、音が入ってくる。

ルパージュといえば、私はまったく昔は知らなかったのですが(恥)、

ロンドン大学の学部生時代にしつこい!というほどルパージュ作品の記録(ビデオ)を鑑賞しては評論してディスカッションしては論文書いて…..という鬼の様な演劇論の授業がありまして(笑)、ルパージュの映画「テクトニック・プレーツ」は何度も何度もみて……正直、嫌になるくらいだった (笑)

さておき、その頃から(90年代)ず~~~~~~~~~っとルパージュは『地殻変動』に興味があって研究していたとしか思えない!みなオタクすぎる!凄いですね、もはや執念?!(笑)

そんなワルキューレでした。

前後の作品もルパージュの演出なら観たいです。3日間かかってもいい。ほんとに。

今回のMETのトレイラーはこちら

https://www.youtube.com/watch?v=_d7bUi2ohvs

みな、たくましい、力強い、そして年齢不詳(良い意味で)

先日の不可解なスケールの小さいブレクジットにこだわり過ぎてしまった(イギリスがイギリスだけを自意識過剰してしまっていた)イアンの「リア王」に足りなかった要素は、み~~~~んなこの傑作オペラ公演に入っている。

苦笑

さて、突然のクイズ・コーナー❢

「過日の自分勝手なヒトばかりが出てくるイアンの「リア王」に出てくる人物たちに共通して(グロスター父息子を除く)足りなかったものは何でしょう?」

正解した優れた俳優の方には(笑)カレーをご馳走いたします🍛 あはは~笑

それにしても、人間たちよりもさらに人間らしすぎる神々達の葛藤…

人間を越えよう、英雄になろう、神に近づきたい!と願う人間たち…….

面白くて深いテーマが傑作な音楽を通じて続きます。

ついでにオマケとしては(笑)いわゆる「サブテキスト」が分からない、浮かばない、苦手という方々にもおススメの作品です。

ついでにお宝映像、インタビューでその一部の例も明かされるので、俳優のみなさんはご参照ください。

北欧伝説、イプセンもストリンドベリもみなここから。

ギリシャ劇に親しみがある方、現場で体験済みの方にはなおさら染み入る公演と思います。

時代を越えて、文化国籍を越えて、いいものはいい!

そういえば、ワルキューレの初演が1870年ってホントですか?!150年前?!

信じらない。。。💦こんなにフレッシュ、こんなにビビッド、こんなにもかっこいい!

演劇人・映画人にとっての印象的なワーグナー使いといえば、これですよね
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現場の参考になりそうな方々、クラスやレッスンなどで使えそうなヒントもありますよ~🎶

さておき、私は「トリスタンとイゾルデ」が好きなので、これもルパージュの演出だったら観たいなと妄想しております

ちなみに、ワルキューレもトリスタンとイゾルデも誰のどこのバージョンを買うのがCDなら(音楽のみ)おススメでしょうか?お詳しい方、教えてくださいませ

今日のお小言:なぜあんなにもサスペンションが強いところで、緊張のピ――――ク!というところで、ガサガサおやつを出して食べたくなっちゃうヒトがいるんでしょうか?おやつは休憩中に食べてくれい!

😡

今日のお小言②:スポーツするわけでもなくずっと座っているのに、そして映画館も劇場も屋内なのに部活みたいなジャージ素材(あのカシャカサゴミ袋みたいな音するやつ)の服を着てくる方がいることに驚愕。。ちょっと動くだけで、カサカサ、ガシャガシャ。まるで●●●●です。

そげな雨に強い素材はジムかグラウンドで着てくれ~い!

ムカッ

😠

ちなみに余談ですが、NTライブにしてもMETライブにしても、素晴らしい作品が話題になった時にずべて「予算(経済・金)」の問題で片付けたつもりになるのはやめませんか?例えば150年前にはあんな電動の設備も機械もパソコンもな~んもなかったわけです、音楽や演劇すること自体、今以上に大変だったでしょうに。(疫病の流行や教育一つとってみても)

さておき、

とっても有意義で、感動・感激が連続の麗しい半日でした。

傑作に感謝!

さまよえるオランダ人も観たいな~♬

今日のおまけ写真は神。🐈はたぶん神。猫ほど神に近いものはいない。(笑)

うちのダンスの女神たちも、演劇の師匠たちもみなそういう意見です~🐈

 

 

 

NTライブ:・イアンの「リア王」は遠い目

ちまたで(?)大絶賛の感動の嵐!

という噂が聞かれます、この作品。

実はお怒りの知り合い達も(実は)ちらほらいるので、現場に入っていた同期のためにも(?)長かったけれども、一応観てきました。

同期が動きの演出(+振付)していることもあり、数年前から話には聞いていましたが….

グロスター(Danny Webb)が素晴らしかったです★★★★★

この作品で唯一信じられる真の軍人に変容していましたよ、Webb氏。

臣下であり軍人であり、なおも息子を信じる父であり….深い苦悩と先祖代々であろう葛藤と、実は実直で本物の忠誠心があるが故のあまりにもむごい悲劇と、それでも最後まで王のため、息子のため….

グロスターの息子、エドガー(Luke Thompson)も、若いながらも健闘。内面の変化にちょっと遅いところがありましたがなかなか挑戦的な働きかけをしていましたね★★★

以上です。

はい、それだけです。

😿😢😿😢

同期よ、ごめんね!

私のクラスに何年も通っている方、現場で活躍されている方、お詳しいプロの方々の多くはご存知とは思いますが、

演劇は「変化」が命!です。

最初からすでにまるまる明らかで大げさな認知症とか…💦

最初から仲の悪く対抗心丸出しの雑な三姉妹とか……💦

掘るとキリがありませんけれど….

こんなに説明調で、いいの?

「観念的」

やるほうも、みるほうも、「観念」で感じたつもりになっていないか?

よく知られている物語であれば、なおさら説明は要らないはずなので….ごにょごにょ😡

そんなことを、イライラとともに💢、おもいっきり掘り下げた次第です。

一部、イギリスでも某新聞が「ただただガンダルフの遠い目がいら立つ公演だった」と書いていた記事があって(笑)なるほどね、と腑に落ちたワタシです。

さて、

お口直しに兄弟・家族と言えば….で

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まだ無名だったレオナルド・ディカプリオが本当にこういった症状がある障害の方と誤解して信じていた方が続出するほどの名演技。

本物には、時空を超えたちからがあります。

「こんなひといるよね~」という冷たい傍観者や

「こういう状況あるよね~」という安全なところからの野次馬ではない、

名作映画です。

ご堪能ください。

 

 

 

 

6月まで上演中!傑作「Emilia」@ロンドンヴォードビル劇場

2月、3月はちらっと紹介しましたが怒涛のアルゼンチン修行の旅でした……..

後半はブログを書く時間もなくレッスンやクラス(本当に)、即興大会そして寝不足のまま….

みなさんの好意のおかげでごはんも食べさせてもらい(笑)…...あっという間にロンドンへ。

約1年ぶり?1年半ぶり?の寒く暗いロンドンで💦短期間でしたが観劇三昧してきました!

今日お知らせしたいのは、セントラル演劇学校の同窓生アナちゃんのムーヴメント演出が光る!傑作「Emilia」(エミリア)です。

世界が誇る文豪、言葉の魔術師・天才劇作家のシェイクスピアをインスパイやしたのが実はエミリアさん👩

彼女の幼少期から詩作へ、それでも負けずに創作する、勉強する、無理解な社会の仕組み、既存の枠組み、それでもめげない女たち!そして酷い仕打ち、最低な事件………

現代にも根強く残る男尊女卑と、現在世界中で(南米でもですよ!)大きなフェミニスト運動の流れ・・・

そして実はイギリス人、イギリスってなんだろう?というBrexitで揺れる今のイギリスに問いかける作品なのです。(他の国も問うべき課題です)

あの時代に教育を受けられたのは確かに代々の親のおかげで特権かもしれませんが、母となり、詩人となり、テムズ川の南側の女性たち(昔はスラムでした)に詩作を教え「私塾」を主宰する傍ら、堂々とシェイクスピアに「私は詩人です」と名乗るエミリア!!が出版に挑む!

この働く女性、活躍する女性、フェミニスト運動先駆け中の先駆けがエミリアです。(ってどれだけ時代変わってないの?!)

https://www.shakespearesglobe.com/whats-on-2018/emilia

もともとはシェイクスピアつながりで(笑)グローブ座で好評上演していたのですが、この度、私の同期によるムーヴメント演出・振付も斬新にリニューアルし、ヴォードビル劇場で再演になりました!

そう、いま、再演する意味がある、いまの観客たちにみせたい、これから生きていく上で、誰にでも重要な意義が見いだせる作品です。

つまり、普遍的なテーマをセリフで直接言ったり、安全なところから傍観者や記録のように状況で説明するだけではなくて、

世代から世代へ、世界中で自分たちの祖先がたどった挑戦と苦難と選択の連続を一人称で……

そう、私たちはただ生まれて、なんとなく、ここにいて、一人だったり、1家族、1つ2つの学校や職場に属しているだけではなくて…いろいろな共通の部屋があって、共通点があって、あちこちに属していていいのです!本当に何百何千という人達のおかげでここにいて、今、自分はここにいる、ということですね、文字にすると変かもしれませんが…

さて、

嬉しいのは高校生もたくさん駆けつけていたこと、そして人種も関係なく、年齢も幅広くいろいろな人がたくさん一番上の3階までいっぱい来ていました。

優れた演劇ほど「まるごと」テーマを感じさせて、ライブならではの迫力で、人間がぶつかってくる挑戦的かつ鮮やかな時間はないよね!学校の教室でキレイごとや型にはまった道徳を退屈に説くより、生の名作です!

この視点、日本にいると本当に欠けているな~と思います。

例えば、どれも似たようなパターンの恋愛のなんちゃらかんちゃら(中学生のマンガみたい)、半径5~6メートルの(内輪でしか通じない)あるある物語、内輪でのもめ事?がダラダラ続くホームビデオのような劇、映画の焼き直しとしか思えないどっかでみたようなシーンの連続とイマドキ有り得ない暗転の連続、今まで何十作もがあつかっている視点、同じ切り口、どっかで聞いたような説明の繰り返し(ポエムかい?!)…….

たまには極上のものをまるごと受け入れて、(好き嫌いはさておき)技術も感性も解釈も深くてビビットな刺激…..受けたらもっと健やかに、もっと愉快に、一層仕事を愉しめるのでは?と思いマス(作家も、演出家も、俳優も)。

多くの「感じているフリ」「考えているフリ」、「あまりにもない声や動きの技術が故に伝わらないまたは伝えるのに時間がかかりすぎる不明瞭で硬い演技」、「10年前と同じ説明調な演技(風)時間の引き延ばし」、「20年前を彷彿とするような声色づくり、所作だけがわざとらしい自意識過剰な演技(風)なふるまい」、「感情的交流のない『独り言』を言い合っているヒトが複数いる舞台」……..挙げればキリがないですが、本当に目に余るものが多いです。(これらの問題変える方法を私はたくさん知っていてその指導も各人にできますので、今日は具体的に辛口🍛に書きました)

それに…….何名かの俳優に良い瞬間、いくつかの言葉(セリフ)や行動に意味や意図や深い感情や理由がせっかくみえていても………もったいない!

私たちの現代の生活、いま、社会で起きていることに関係がなさすぎ……惜しい!

多少微笑ましくても、毎日生きていくのに、なにかプラスになるのかな?刺激を受けたの?感情や思考が動きましたか?影響力、あったかな?というわけで….消化不良。

あ。。。そうそう、日ごろの疑問はさておき💦

久しぶりのロンドンの観劇で一番すべての面で力強かったのが、この傑作「Emilia」です。

再演にあたりプレスナイトがあって(取材や撮影など)劇場は上演前からごったがえしていた………

これから行かれる方のために、ヴォードビル劇場はこちらhttps://www.vaudevilletheatre.org.uk/location.html

この日は昼間に別の(イマイチな作品をみて)チケットをこれまた同期のRSCで振付・演出するLから受け取ることになっていた私……

「どこにいるの~さ~?Lさ~ん?!」

とプレスナイトで混雑する劇場入口でLに電話でもしてみようかと思っていたら

「あ!!!アナ!(前述の同期アナちゃん)とその夫 E(優れた俳優です)!!!」

爆笑

そうです、なんともタイミングよく、お互いを発見!(笑)

「キャ~~~わ~い!いえ~い♥♥♥」

プロなのにアホのように盛り上がる私たち。。

そして、プレスナイトということもあり、ウエストエンドで最近あるのが荷物チェック(コンサートもありますね)

あっ。。。。

「そうだ。。。私….さっき、お土産にかった🍯ハチミツと….明日の朝ごはんにと買ったクランペット(マフィンみたいなもの)が直接バックに入っているんだった!!」

OMG!

😿

恥!

苦笑!

クロ―ク行きになった私のハチミツとクランペットはまるで「お子様の朝食セット🐤」

「(爆笑!)買い物してきたんだね~預かっておきます~(笑)」とウケる担当係員…..

す、すまん、変な日本人で!

😢

演劇人なのに~、まるで不思議な御登り観光客~💦

アナちゃん、恥をかかせてスミマセン。。

ということもなく…

なぜなら先陣を切って招待券を盾に人ごみに切りこんでいった(笑)アナちゃんが1階のバーでLを発見したから 笑

再び、

「キャー!いえ~い!わ~い♪♬♪」

私たち4人、プレスナイトで盛り上がる…….まるでアメリカ人観光客かっていうくらい(笑)嬉しすぎて暴れたのでした

はい、肝心の作品。まずは初演時のグルーブ座での様子、観客の熱狂ぶり、こちらをご覧ください

https://www.youtube.com/watch?v=kbh6Ogdx87w

確かに素晴らしいのですが(本も傑作なので)しかしまだまだ真面目な時代劇風くささが否めません

今回の再演のトレイラーはこちら

https://www.youtube.com/watch?v=h3yWbOq-ssA

休憩中は待ち合わせた2階のバーにて、あーでもない、こーでもない、と相変わらずの演劇論、作品のいろいろを熱く語る全員 笑

みな、好きなことだから、志もたかく、嫌いなこと、奇妙なこと、不条理とは戦いつづけますが、やはりフォーカスは「好きなもの❤」

さらに盛り上がった興奮の渦となった客席に終演後は戻り、舞台で記念撮影やら、各界人のインタビューや取材があり………

アナちゃん

❓❓❓

その紙袋は….もしや!

「私たち、ああいうマズイ酷いワイン飲めないよね~🎶」

こっそり(?)自前の赤ワインを出して、私たちの所についでる~!

爆笑

その後、近所の美味しいイタリアンから🍕ピザの出前が届いて(わりとそういうところは自由ですね)

モリモリ👊

無事、ハチミツとクランペットのお子様セットも持ち帰り、ほっくほくの夜となりました、ちゃん、ちゃん。

🐈🐈🐈

さて、

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イギリスへ行ってみたくなった方へオサレ雑誌をご紹介しておきます~

最新情報があるので、観劇以外の時間に便利と思います。郊外、そして自然が嬉しいちょっと地方への旅もお時間をつくってぜひどうぞ。

 

連休の3クラスはすべてお申込み開始しております。お申込みメール(やメッセージ)には箇条書きになっても構いませんので、自己紹介(略歴含む)をお忘れなくお書き下さい。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

観劇日記「オイディプスXXX」@KAAT

珍しく(!)観劇日記を書いてます~

ご縁あってKAATへ「オイディプスXXX」を観に行きました♪

私の大好きな、そして敬愛する素晴らしきギリシャ劇、その世界の名作中の名作、「オイディプス王」が現代の日本の若手(?)演出家の手によって、どうなるのか?!

桐朋の大先輩である南 果歩 様も復帰作!とあって、たくさん注目されていました。紆余曲折あっても(苦笑)やはり精力的で輝かしい先輩たちの「まるごと」で真剣なチャレンジの連続には、いつも頭が下がります。
人間として、女性として、なかなか誰にでも簡単にできることではないので、底知れぬ『活力』を感じます!尊敬✨

近景はこちら、かな?
https://www.nicovideo.jp/watch/1544679722

私は「社会派」を気取っているだけのなんちゃって作品も、ナルシストな主宰・主演・演出兼、みたいなサークルっぽいのもイミフ😢と思ってしまいとても苦手なので、優れた古典をスタンダードに、かつ現代のテイストで消化しつつ、無駄に主張しない「普通」の演劇が得意です。「スタンダート」ということ。大切ですよね、どんな分野でも。不特定多数が相手でないと、やはりもったいないですし….

そう、演出家がいろいろコ洒落て主張しているものは「オジサンクサい」と思ってしまふ世代なのワタシ💦

ラップも意外に(?!)違和感なく、ファッションもそこそこ納得できる、かといって「博物館」的な古臭さはなく、でも現代のお客さんの生理に合わせたリズムと疾走感で、100分一本勝負。

私は(無駄に)長々と繰り返し説明されたり、長~いファッション的な「飾り」や「ごまかし」ばかりの不思議な舞台だと非常に萎えて苦痛なのので(笑)、こういう感覚だと楽なのです。かといって、ふざけているわけではないし、不真面目なわけでも、テーマがぶれている訳でもない。(あ、でも一部❔は残っていたかも…)

それでも(良い意味で)バランスよく、かつ賢く、お客さんのこと、ちゃんと考えているし、練っているよね。古典の上演スタイルも踏襲しつつ、いろんな背景のキャストも活躍しつつ、それぞれが得意を活かしつつ….なにより痛い古典の上演にありがちな「お説教調」でないのがラク!

戯曲のもともとの構造を壊さず尊重している仕組みが「ほっ」とした時間でした。

当日券もまだあるみたいです。明日24日(月祝)は昼と夜の2回!😲みんな元気だな~

http://www.kaat.jp/d/oedipusrexxx

なにはともあれ、ご自身の目でご確認ください~

前に読んだバージョンはこちら、読みやすい河合先生
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このバージョンもよかったです、ドラマティック!
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年末の「共感と同調」クラスと年始の「アレクサンダーテクニーク入門」クラスともに満員で現在、キャンセル待ちのみ募集中しております。追加開催も希望が増えれば検討いたします。

年末年始の「シーンをつかってー(演技の総合力)」クラスは(モノローグクラス経験済み)男性のみ募集中です。

1月連休の「ラバン入門」と「モノローグをつかって」のクラスはお申込み受付中です。おはやめにスケジュールなどをご確認の上、お申込みください。

素敵なクリスマスの連休をお過ごしください🎄🎂

 

Too Muchを気にする前に…

明日からズバリ!な演技のための戯曲読解クラス、初開催です~♪
今日も読書(といっても課題戯曲ではない 笑)に励んで眼精疲労に悩むKaoruです。
誰か、おめめのケアに良いものあったら教えてください~💦

ところで、本日のお題。

みなさんは、
「やりすぎ」って言われないかな…
「気合いれすぎ、かんばりすぎ」って思われないかな…

なんとなく真面目に思ってしまふとき、ありませんか?

「やりすぎて『不自然』にみえないといいな」…
「こんなに準備して、ダイジョウブかな、型にはまっちゃわないかな、即興性や新鮮味が減っちゃわないだろうか….」

などと心配してしまう場面がありますか?

「はっきり決めすぎてないだろうか、断定的になってないかな」
「赤裸々過ぎないかな、責めすぎになってないだろうか」

など内容や表現方法についても、不安になるとき、ありますか?

歌唱やダンス、演技のさまざまなテクニックについても、準備の段階でのスキルに関しても、

例えば、滑舌やしゃべるの感覚も「明瞭すぎないか?自然かな?」とか、
動きでも「こんなにリズム?強調してない?」とか、
相手との関係性などでも「う~ん、濃すぎない?日常と違いすぎないか?」とか

他人に伝わるかどうか、自分の感覚でも納得できるか、快適かなどの基準もあいまって、

ついつい上↑のような、

「~しすぎ」「~すぎ」「~多すぎ」のように

大は小を兼ねるといいますか(笑 違う?!)、Too Muchを恐れてしまう時があるかもしれません。

は~い、本日の川柳

「足りないね やり過ぎ足しすぎ 気のせいよ」

byかをる

そうです。

いまだかつて、

「~すぎた」ヒト、「~すぎ」のせいで問題になった方、「~すぎる」から作品に悪影響があった場面を知りません。

逆に

「足りないことばかりです❢❢」

例えば、

しゃべりの技術が足りない(滑舌もよくない、みんながみんな注意深く聞いていて耳が良いわけではないよ!)

うごき、身体動作の根拠の無さ(人物が誰でどうなのか納得していないと一貫して行動できません)

相手(たち)とのコミュニケーション、方法の少なさ(自分の慣れているもの数種だけで2時間も3時間も過ごせないはず)

感情の量、質、種類、特徴….劇(作品)の原動力になるほどではない(日常『風』ではありますが、やはり日常のままではないのです)ましてや、主なキャラクターとして劇を展開していくだけのエネルギーも存在感も、注意力も想像力も、ケア(大切に価値あるものとして意味を与えて)している範囲も……

「足りない」

そうです。

足りないことだらけ。

足りないことのほうが大問題!

もっとお客さん、相手、周囲、一般の方々の感覚や希望、不特定多数の観客たちの欲求や願望、期待に応えましょう♪

本日のご紹介は名著

爆発!なこちら↓面白いおじさんのキャラクターでテレビで暴れていた印象ですが、実際は生粋のアーティスト、お人柄と生い立ちのにじみ出る文章が多いです。お楽しみください♬

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12月のクラスのお申込みも開始しています。おはやめにご連絡ください。久しぶりの方も、いろいろ今年のうちに整理したい方も(笑)、前向きにやりましょう。明るい気持ち、建設的な態度も「行動」の結果から、です😊

残念な公演の共通点①戯曲/台本について

突然の…Kaoruのお小言リストです

どんなに俳優が優れていて、人間的にも魅力的で、スタッフさんもそれぞれ能力発揮してくれていても、

肝心の台本!

土台になる戯曲がおかしいと、

どうにもならない部分があるのも、事実💦

演出家のアイデアやいろいろなスキルがあっても、隠しきれない、補いきれないのがツライところ……

というわけで、ズバリ!

大学の演劇科で指摘されるレベルから💦始めますけど…

・構成/構造がない、甘い、緩い!
・いとも簡単に、劇自体の目的もなく、ご都合主義的に、人が生まれたり、やんだり、ケガしたり、死んだりする(軽い)
・いつなのか分からない
・どこなのか分からない
・誰なのか分からない人が出てくる(人物が描けていない)
・とにかく長い、そして詰め込み過ぎ(言いたい事、触れた事柄が多すぎる)

学生にちょっと本をかかせたりすると、↑のすべてを満たしているものが、ほいほい出てくるもんです。

かくいう、自分も、ウン十年前、そうでした。。そして、ああ、勉強足りないなぁ、と。一見つまらない本でも、実際は大変なんだな~と遠い目をしたもんです(苦笑)

そして、今日☝にプラスして、声を大にして言いたいのが、

「説明ばかり!」の台本

という古今東西で(?)話題になる、残念な傾向……..

😿

「説明」というと、状況や人物や感情や思考の「説明」を担っているセリフが悪者にされがちですが、

極端に分かりやすい

「えええっ、○○さん、どうしてそんなに▽▽しているのよ?それは××ってこと?」

というような説明満載のセリフだけでなく(笑)

「あの日、私が●●したとき、▲▲が(どーのこーの)して、それで✖✖と言われたから…….」

という語り調の、

ザ!「説明」調なセリフだけでもなく、

「説明」調すぎる物語の展開、構造もあり、構成もあります。(ダメ映画も)

そう、文字にすると笑ってしまふけど、実際、あふれているさ~😢

説明の何がいけない?!説明して、分かりやすくしようよ!

伝わりやすいように工夫してるのに、説明した方がいいのでは?

と、ポジティブに捉えられないこともなくは無い、のですが…….

「想像しなくても分かる」

「考えなくても、説明してくれちゃう」

って、テレビのテロップ(?昔はなかったよね?)に似てますよね?

そう

自分の目で見る必要もなく、自分の耳で聞く必要もなく

自分で考えなくても、判断しなくても、記憶をたどらなくても、連想しなくても…

何がどういう意味なのか、何をどう感じたらいいのか、感じて欲しい意図なのか……

「説明」してくれちゃうんです

….ということは、

😲

そうです。。。

みてなくていい、きいてなくていい

集中(注意を向けてなくていい)してなくていい~、想像力つかわなくていい….

OMG!

🐣🐣🐣🐣   🐤

本日のおススメは日本を代表する演劇人、河竹登志夫先生の「演劇概論」です。演劇ってなんだろう?オペラをやっているけど、演じるってことがよく分からない、映画をやりたいけど、そもそもドラマってなんだろう?ヒントがいっぱいです。感謝!

そして、このヨーロピアンな概論をセットで読むと、さらに理解が深まりますよ(イギリスの大学では1年次の1学期目に必読+レポート提出!😢)

どちらもちょっと昔ですが、それでも根本が変わるわけではないので、根気強く読んでみてくださいな~

わかること、できること、知ること…

みんな嬉しく、楽しいことですよ♪

11月のズバリ!演じるための戯曲読解クラスがキャンセル待ち増えれば、新年2019年にクラス増設しようかと思います~

身体からのトレーニング、演技の仕組み、劇の構造、交流の面白さ…

底上げしたみなさんの成長と大活躍を待ってマス。

クラス開催、個別のWSなど、ご希望ある方はお問合せフォームでもFBメッセージでも自己紹介や経歴とともにご連絡ください。

 

 

 

演劇に限らず『家』をつかって考えるー台本・俳優・演出①

突然ですが……

マイホーム♥ 今の時代はあまりこだわらないライフスタイルかな?

昭和(笑)にはと~っても大事なこととして価値観がありました。。良くも悪くも💦

さて、本日はそんな「家」を例に、イメージしやすく、台本やら、俳優の取り組みやら、演出について… 斬捨て御免! します。

「本末転倒」という残念な日本語、みなさんご存知ですよね?(また突然)

なぜ、本末転倒してしまふのか…

それはまさに! 「目的」 を忘れるから、「目的」から外れるからです。

家だったら、通勤や子どもの通学に安全便利だとか、家で快適に安心してくつろげる、家族の安全確保など….そういう目的があるはず。

じゃあ、台本になるとなんだろう? 「この戯曲(物語)をつかって、伝えたいこと、達成したいものは何だろう?誰に向けての劇なのか?」

俳優も 「この行動をつかって、感じて欲しいもの、考えて欲しいもの、共有したいことはなんだろう?これらの言動を通じて、何を伝えたいのか?想像してもらいたいのか?どこへ向けてなのか?」

演出も 「この選択肢を通じて、どこへ行きたいのか、この●●を選ぶことで(照明や音響含めての効果など)、何をどうしたいのだろう?」 を熟考してください

それが意味不明すぎる上演、多すぎ……..💦😿 『

他者』を意識していないと、自分語りの飲み会での酒飲み(茶飲み)話のようになります。良い悪いではなく、何を目的としているか、誰相手の想定か…

涼し~く🎐 「相手の受け取り方次第」 と放棄しないで😠

ともあれ自分は意図はしましょうよ、『目的』を。

さて、マイホーム❤ 家ともなれば、大切なもの、ですよね?

そう、大切なものは「大切に」扱いましょう。

🐈🐈🐈

さあ、目的が決まったら、 「場所」★ 「立地」とも言いますね😊

どこに、どこで、どこを……….

台本で言うと 「どこの話、どこにいる人の物語、どこ設定なの?それらの意味は?どういう構造?」

俳優で言うと 「どこにいる身体なの?どこにいるが故の思考ですか?どこから来たの?どこへ向かっているの?それらの意味は?」

演出で言うと 「どこにしたい?(笑)どこからきて、どこへ向かう、その意味は?空間(場所)をどう構成したい?どういう構造にしたい?」 (半分くらいは俳優とほぼ同じ、半分くらいは劇作家と重なる)

はあい! 気づきましたか?

ここで「構造」 つまりは「設計」のお話出てきます~(あらら~💦)

ひとまず、ここまでを振り返りつつ、照らし合わせつつ…みなさんの作品や準備が実りあるものになることを祈ります。

このシリーズ②へ続きますよ、お楽しみに!

遠方にお住まいの方で、なかなかクラス参加が難しい方のためにも、各種の記事を書いています。作品のジャンル、活動の範囲はさておき、パフォーミング・アーツ❤を大切にするみなさんの参考になれば幸いです。

本日のおススメは珍しくこちら 

日本を代表する素晴らしい舞台装置家、デザイナー。まさしくアーティスト。 私も幼少時から数々の名舞台を拝見し、子ども心ながらにびっくり!😲 感激したことを覚えています。五感に訴える総合芸術です いや~、さすがは専門家!餅は餅屋に。感動する作品の連続でした。

11月のズバリ!な演技のための戯曲読解を中心とした演技のクラスは各種入門クラス経験者のみ、現在、男性のみ1名募集中です。女性はキャンセル待ちにも受付中です。

年末年始のクラス、2種確定しています。時間が確保しやすい時期ですので、どうぞお申込みください。愉快な年末年始、充実した時間を楽しみにしております。

 

’Plagiarism’=盗作と思われますよ!

先日は生徒さんとNTライブの話をしていて💛

日本では意外に(?)無視されている感のある’Plagiarism’(他人のアイデアや言い回しや表現、発見を盗み自分独自かののように使うこと)について思い出しました。

親がいて、学校へいって、いろんなヒトに囲まれて、さまざまなものをみて、きいて、育っていけば、当然いろんな影響をあちこちから受けるのですが、

高等教育へ進んだときに問題となるのが「Plagiarism」=盗用ですわ。

(悪意のあるナシは関係なし!)

日本語で「剽窃(ひょうせつ)」とも言う、と最近知ったKaoruです。。(-_-;)💦

さて、ワタクシは大昔!進学したロンドン大学でその洗礼を受けました。

私の通っていたゴールド・スミスカレッジは、世界に名だたる現代美術の先駆け。文化人類学、メディア・スタディー、音楽、演劇も優秀だったんですが、なによりもリベラル✨ 女性初の学部長を生んだのも、我らがパンク・ロック精神♬に溢れるゴールドスミスだったわけです。

さて、そんなサメのホルマリン漬けやらでターナー賞バリバリの(笑)現代美術界の度肝を抜く先輩たち含め、全学生が学部生の1年目からしつこ~く指導されるのが、

「Plagiarism」=盗用

慣れない留学生が苦労するのも(現地人もだけど)、ぜったいご法度の盗用をしないように、うっかり間違って、無意識でも盗用しないように、という用意周到な準備。

例えば、美術学科の学生がとあるビデオ作品をつくる。

なかなか面白い。カメラづかいも、題材のアイデアも、編集も、いろいろと。

そこで、チューター(指導教員)に聞かれます。

「うん、面白いねえ。で、この作品のアイデアはどこから来たの?この組み合わせは?なぜ題材をこれに絞ったの?この部分は誰へのオマージュ?この様式はまるで60年代の●●に似ているけど、どういう過程を経て、君はこの切り口にしたの?」

😲

多くのふつーの学生および慣れない留学生はここですでに驚いてしまいます。

だって、日本の美大や音大で、ほとんど、そんなこと聞かれないから。苦笑

OMG !!!

そうです、面白いと直感的に思った、とか、昔から好きで、とか、はたまた、偶然いいなと思って

などと言う子どものような感想や印象ばかりの「つぶやき」はバカにされます、軽蔑されます、そして、こっぴどく叱られます。

「勉強不足だ!」

と。。😢 先人への尊敬もなく、過去からの遺産もなく、ルーツもなく、なんじゃ、それ?!と。。。(-_-;)

家系図みたいに(笑)、

哲学や現代思想の流れ、歴史、歴史観、文学・美術史など

「文脈」

が問われます。

そりゃ、そうだ、笑 💦

誰も、突然変異で飛び出てくるわけでナシ

そして、

日本で時々、悪い意味で度肝を抜かれるのが、

正々堂々とTVコマーシャルや広告でみる

明らかに●●監督の名作映画や■■巨匠の有名作品の

「コピー」

オマージュでもなく、パロディーでもなく、

ただの

「盗作」

!!!

恥ずかしいし😡

つまらないし😠

残念すぎる……………

知ることは愉しい。できるようになることは、もっと嬉しい♥

相乗効果でもっと楽しい♪

2017年ももう少しでおわります…

やり残しのないよう、日々充実させたいと思いますね♬

12月のクラスの詳細を今週中には発表いたします。クラス選びなどで相談がある方はお早目にどうぞ。よろしくお願いします。