残念な公演の共通点①戯曲/台本について

突然の…Kaoruのお小言リストです

どんなに俳優が優れていて、人間的にも魅力的で、スタッフさんもそれぞれ能力発揮してくれていても、

肝心の台本!

土台になる戯曲がおかしいと、

どうにもならない部分があるのも、事実💦

演出家のアイデアやいろいろなスキルがあっても、隠しきれない、補いきれないのがツライところ……

というわけで、ズバリ!

大学の演劇科で指摘されるレベルから💦始めますけど…

・構成/構造がない、甘い、緩い!
・いとも簡単に、劇自体の目的もなく、ご都合主義的に、人が生まれたり、やんだり、ケガしたり、死んだりする(軽い)
・いつなのか分からない
・どこなのか分からない
・誰なのか分からない人が出てくる(人物が描けていない)
・とにかく長い、そして詰め込み過ぎ(言いたい事、触れた事柄が多すぎる)

学生にちょっと本をかかせたりすると、↑のすべてを満たしているものが、ほいほい出てくるもんです。

かくいう、自分も、ウン十年前、そうでした。。そして、ああ、勉強足りないなぁ、と。一見つまらない本でも、実際は大変なんだな~と遠い目をしたもんです(苦笑)

そして、今日☝にプラスして、声を大にして言いたいのが、

「説明ばかり!」の台本

という古今東西で(?)話題になる、残念な傾向……..

😿

「説明」というと、状況や人物や感情や思考の「説明」を担っているセリフが悪者にされがちですが、

極端に分かりやすい

「えええっ、○○さん、どうしてそんなに▽▽しているのよ?それは××ってこと?」

というような説明満載のセリフだけでなく(笑)

「あの日、私が●●したとき、▲▲が(どーのこーの)して、それで✖✖と言われたから…….」

という語り調の、

ザ!「説明」調なセリフだけでもなく、

「説明」調すぎる物語の展開、構造もあり、構成もあります。(ダメ映画も)

そう、文字にすると笑ってしまふけど、実際、あふれているさ~😢

説明の何がいけない?!説明して、分かりやすくしようよ!

伝わりやすいように工夫してるのに、説明した方がいいのでは?

と、ポジティブに捉えられないこともなくは無い、のですが…….

「想像しなくても分かる」

「考えなくても、説明してくれちゃう」

って、テレビのテロップ(?昔はなかったよね?)に似てますよね?

そう

自分の目で見る必要もなく、自分の耳で聞く必要もなく

自分で考えなくても、判断しなくても、記憶をたどらなくても、連想しなくても…

何がどういう意味なのか、何をどう感じたらいいのか、感じて欲しい意図なのか……

「説明」してくれちゃうんです

….ということは、

😲

そうです。。。

みてなくていい、きいてなくていい

集中(注意を向けてなくていい)してなくていい~、想像力つかわなくていい….

OMG!

🐣🐣🐣🐣   🐤

本日のおススメは日本を代表する演劇人、河竹登志夫先生の「演劇概論」です。演劇ってなんだろう?オペラをやっているけど、演じるってことがよく分からない、映画をやりたいけど、そもそもドラマってなんだろう?ヒントがいっぱいです。感謝!

そして、このヨーロピアンな概論をセットで読むと、さらに理解が深まりますよ(イギリスの大学では1年次の1学期目に必読+レポート提出!😢)

どちらもちょっと昔ですが、それでも根本が変わるわけではないので、根気強く読んでみてくださいな~

わかること、できること、知ること…

みんな嬉しく、楽しいことですよ♪

11月のズバリ!演じるための戯曲読解クラスがキャンセル待ち増えれば、新年2019年にクラス増設しようかと思います~

身体からのトレーニング、演技の仕組み、劇の構造、交流の面白さ…

底上げしたみなさんの成長と大活躍を待ってマス。

クラス開催、個別のWSなど、ご希望ある方はお問合せフォームでもFBメッセージでも自己紹介や経歴とともにご連絡ください。

 

 

 

演劇に限らず『家』をつかって考えるー台本・俳優・演出①

突然ですが……

マイホーム♥ 今の時代はあまりこだわらないライフスタイルかな?

昭和(笑)にはと~っても大事なこととして価値観がありました。。良くも悪くも💦

さて、本日はそんな「家」を例に、イメージしやすく、台本やら、俳優の取り組みやら、演出について… 斬捨て御免! します。

「本末転倒」という残念な日本語、みなさんご存知ですよね?(また突然)

なぜ、本末転倒してしまふのか…

それはまさに! 「目的」 を忘れるから、「目的」から外れるからです。

家だったら、通勤や子どもの通学に安全便利だとか、家で快適に安心してくつろげる、家族の安全確保など….そういう目的があるはず。

じゃあ、台本になるとなんだろう? 「この戯曲(物語)をつかって、伝えたいこと、達成したいものは何だろう?誰に向けての劇なのか?」

俳優も 「この行動をつかって、感じて欲しいもの、考えて欲しいもの、共有したいことはなんだろう?これらの言動を通じて、何を伝えたいのか?想像してもらいたいのか?どこへ向けてなのか?」

演出も 「この選択肢を通じて、どこへ行きたいのか、この●●を選ぶことで(照明や音響含めての効果など)、何をどうしたいのだろう?」 を熟考してください

それが意味不明すぎる上演、多すぎ……..💦😿 『

他者』を意識していないと、自分語りの飲み会での酒飲み(茶飲み)話のようになります。良い悪いではなく、何を目的としているか、誰相手の想定か…

涼し~く🎐 「相手の受け取り方次第」 と放棄しないで😠

ともあれ自分は意図はしましょうよ、『目的』を。

さて、マイホーム❤ 家ともなれば、大切なもの、ですよね?

そう、大切なものは「大切に」扱いましょう。

🐈🐈🐈

さあ、目的が決まったら、 「場所」★ 「立地」とも言いますね😊

どこに、どこで、どこを……….

台本で言うと 「どこの話、どこにいる人の物語、どこ設定なの?それらの意味は?どういう構造?」

俳優で言うと 「どこにいる身体なの?どこにいるが故の思考ですか?どこから来たの?どこへ向かっているの?それらの意味は?」

演出で言うと 「どこにしたい?(笑)どこからきて、どこへ向かう、その意味は?空間(場所)をどう構成したい?どういう構造にしたい?」 (半分くらいは俳優とほぼ同じ、半分くらいは劇作家と重なる)

はあい! 気づきましたか?

ここで「構造」 つまりは「設計」のお話出てきます~(あらら~💦)

ひとまず、ここまでを振り返りつつ、照らし合わせつつ…みなさんの作品や準備が実りあるものになることを祈ります。

このシリーズ②へ続きますよ、お楽しみに!

遠方にお住まいの方で、なかなかクラス参加が難しい方のためにも、各種の記事を書いています。作品のジャンル、活動の範囲はさておき、パフォーミング・アーツ❤を大切にするみなさんの参考になれば幸いです。

本日のおススメは珍しくこちら 

日本を代表する素晴らしい舞台装置家、デザイナー。まさしくアーティスト。 私も幼少時から数々の名舞台を拝見し、子ども心ながらにびっくり!😲 感激したことを覚えています。五感に訴える総合芸術です いや~、さすがは専門家!餅は餅屋に。感動する作品の連続でした。

11月のズバリ!な演技のための戯曲読解を中心とした演技のクラスは各種入門クラス経験者のみ、現在、男性のみ1名募集中です。女性はキャンセル待ちにも受付中です。

年末年始のクラス、2種確定しています。時間が確保しやすい時期ですので、どうぞお申込みください。愉快な年末年始、充実した時間を楽しみにしております。

 

’Plagiarism’=盗作と思われますよ!

先日は生徒さんとNTライブの話をしていて💛

日本では意外に(?)無視されている感のある’Plagiarism’(他人のアイデアや言い回しや表現、発見を盗み自分独自かののように使うこと)について思い出しました。

親がいて、学校へいって、いろんなヒトに囲まれて、さまざまなものをみて、きいて、育っていけば、当然いろんな影響をあちこちから受けるのですが、

高等教育へ進んだときに問題となるのが「Plagiarism」=盗用ですわ。

(悪意のあるナシは関係なし!)

日本語で「剽窃(ひょうせつ)」とも言う、と最近知ったKaoruです。。(-_-;)💦

さて、ワタクシは大昔!進学したロンドン大学でその洗礼を受けました。

私の通っていたゴールド・スミスカレッジは、世界に名だたる現代美術の先駆け。文化人類学、メディア・スタディー、音楽、演劇も優秀だったんですが、なによりもリベラル✨ 女性初の学部長を生んだのも、我らがパンク・ロック精神♬に溢れるゴールドスミスだったわけです。

さて、そんなサメのホルマリン漬けやらでターナー賞バリバリの(笑)現代美術界の度肝を抜く先輩たち含め、全学生が学部生の1年目からしつこ~く指導されるのが、

「Plagiarism」=盗用

慣れない留学生が苦労するのも(現地人もだけど)、ぜったいご法度の盗用をしないように、うっかり間違って、無意識でも盗用しないように、という用意周到な準備。

例えば、美術学科の学生がとあるビデオ作品をつくる。

なかなか面白い。カメラづかいも、題材のアイデアも、編集も、いろいろと。

そこで、チューター(指導教員)に聞かれます。

「うん、面白いねえ。で、この作品のアイデアはどこから来たの?この組み合わせは?なぜ題材をこれに絞ったの?この部分は誰へのオマージュ?この様式はまるで60年代の●●に似ているけど、どういう過程を経て、君はこの切り口にしたの?」

😲

多くのふつーの学生および慣れない留学生はここですでに驚いてしまいます。

だって、日本の美大や音大で、ほとんど、そんなこと聞かれないから。苦笑

OMG !!!

そうです、面白いと直感的に思った、とか、昔から好きで、とか、はたまた、偶然いいなと思って

などと言う子どものような感想や印象ばかりの「つぶやき」はバカにされます、軽蔑されます、そして、こっぴどく叱られます。

「勉強不足だ!」

と。。😢 先人への尊敬もなく、過去からの遺産もなく、ルーツもなく、なんじゃ、それ?!と。。。(-_-;)

家系図みたいに(笑)、

哲学や現代思想の流れ、歴史、歴史観、文学・美術史など

「文脈」

が問われます。

そりゃ、そうだ、笑 💦

誰も、突然変異で飛び出てくるわけでナシ

そして、

日本で時々、悪い意味で度肝を抜かれるのが、

正々堂々とTVコマーシャルや広告でみる

明らかに●●監督の名作映画や■■巨匠の有名作品の

「コピー」

オマージュでもなく、パロディーでもなく、

ただの

「盗作」

!!!

恥ずかしいし😡

つまらないし😠

残念すぎる……………

知ることは愉しい。できるようになることは、もっと嬉しい♥

相乗効果でもっと楽しい♪

2017年ももう少しでおわります…

やり残しのないよう、日々充実させたいと思いますね♬

12月のクラスの詳細を今週中には発表いたします。クラス選びなどで相談がある方はお早目にどうぞ。よろしくお願いします。

 

 

Knives in Hens@Donmar 劇場 in ロンドン

夏の観劇記録をもう一つ✨

スコットランドの名作「Knives in Hens」をドンマーでやるというので行ってきました。

The Stageのレビューはこちら 驚愕の!写真もあるよ☟

https://www.thestage.co.uk/reviews/2017/knives-in-hens-review-at-the-donmar-warehouse-london/

勢いあまって予約したら、今年も最前列ど真ん中の席が取れてしまったKaoru…

おおう💦 迫力ありすぎるなぁ….

俳優の汗が飛んでくる~、つばが飛んでくる~、

オシャレなコベントガーデンのドンマー劇場に入るとすっかり業界人でにぎわっているバー。。。

業界、あるある。苦笑

で実際、暗~い通路を通って案内された最前列のど真ん中の席にいってみると..

こ、これは…舞台の板の端と私の膝の間が15cmもありません!!(^^;)💦

臨場感、有り過ぎ!

まるで他の惑星に着陸してしまったかのような、完璧すぎる舞台美術…..

ホラーです。(舞台写真を観てね)😲

ガーディアン紙のレビューはこちら☟

https://www.theguardian.com/stage/2017/aug/27/knives-in-hens-words-illuminate-donmar-warehouse-david-harrower

作品そのものは、俳優の演技力が迫真にせまって完璧なまでの美術とあいまって編み出される恐ろしい、そして官能的な物語なのですが…..

文学的に価値があっても、私はマチズモの臭いがするもの、ミソジニ―系は信条に合わないので苦手です😢

それでも素晴らしかったのは、主人公の若い女性(妻)が自分の言葉を得ていくシーン、ペンで自ら文字を書くことで「解放」されていく様子。感動です✨

己の内から本当に感じて考えて言葉を得ること、自らの手を動かして文字を記すことの価値がありありと感じられます。啓蒙というだけではなく、なんとも深い奇跡のような瞬間です。

俳優の息遣いが間近で感じられる濃密空間+時間でした。

そして、やけに盛り上がったのが、隣の席になったおじさん(👴?)との観劇情報の交換。おじさん…脚が長いから、舞台に膝がほぼついちゃってた…..

爆笑!

そう、毎年恒例のロンドンあるある(笑)

赤の他人と意気投合!

お互いにNTのThe Majorityはもう観ていて(さすが!)、私が前日にみたAlmeidaのAgainstは明日行くところだという。

やけに気が合いマスね。(笑) 😊

それで、お話しているうちに分かったのですが、おじさまは某名門演劇学校の元・舞監さんでした。

どうりで….

やはり私の第二の祖国はイギリスなんだな~と実感した次第です、ちゃん、ちゃん♪

素晴らしい文学作品を演劇公演にするのは苦労があるでしょうが、俳優も演出家もスタッフもみなさん、やりがいがありますね。

日本の現代劇もがんばってもらいたいです。

 

The Majority@NT ロンドンーライブ世論調査です!面白かった参加型の演劇公演

8月❤麗しのウイーン滞在を経て、次に向かったのは第二の故郷ロンドン♪😊

今回は同級生の結婚祝い、V師匠の2本目の著作のお話や近況、素晴らしい同級生ピアニストとのランチなど、盛りだくさんの嬉しい日々♥

同級生だったKのムーブメント演出している「カイト・ランナー」は売り切れで招待も使えず😿

さらに「エンジェルス・イン・アメリカ第1部・第2部」も終演近かったせいもあり、6時間以上の超大作にも関わらず、ず~っとリターンもなく、当日券も毎週売り切れ!😢

おお~ぅ😿

毎朝、ナショナル、アルメイダ、ヤングヴィック、の話題作を輩出しつづける劇場へ電話とネット攻め💦

そんなある日、なんだかんだでサウスバンクに毎日通っていた私。苦笑

ナショナル・シアターのボックスオフィスで、最近の話題作とナショナルの今シーズンの公演について聞いてみることにした。

すると…

ナショナル君「ああ、新作の『The Majority』がいいよ?まだ開いたばかりだから席取れるよ?明日なら前の席2つ取れる♪だいたい上演時間や90分くらいかな~、投票制で決まるんだ、いろいろと。だから休憩あるかどうかも分からないんだ、ははは 笑 」

Kaoru「?投票?」(・・?

ナショナル君「投票ボタンがついたポケットサイズの機械を観客はみんな渡されて、それ使って、いろんな質問に答えるんだよ~♪ 面白いよ?」

Kaoru「え~!どういうこと~?!」

ナショナル君「いいでしょ、いいでしょ。参加するんだよ~♪」

Kaoru「そ、そんなに言うなら….試してみようかなぁ、同行者氏は政治好きだし、トランプ政権がどうとかスコットランドの独立がどうとか倫理的な観点含め、そういうテーマで切り込む作品がちょうどいいのかも……」

ナショナル君「遅れてこないでね、入れられないかもしれないから!投票次第では。30分前に玄関きてくれると助かる~」

な、なぜ彼が興奮してしまふのか 笑

しかし世界最高峰の演劇作品を輩出しつづけるナショナル!こんな素晴らしい劇場勤務のナショナルのスタッフのお見立てがダメだったことは一度もない。舞監でも本屋さんでもモギリの子でもカフェのスタッフでも、みなイイセンスしているし、いつも気の利いた情報を教えてくれるし、機転の利いた切り返しが楽しいんだよね….ああ、会話上手、インテリ、知識教養人、演劇人♥

📚📚📚📚📚

この作品のトレイラーはこちら

基本はコメディアンでもあり、劇作家、俳優でもある主人公が観客たちに向けて、自分がネットで出会った左派のおじいちゃんと実際に会って、スコットランドでの展開を語る独り芝居の構造。

そして数々の質問が投げかけられる

例えば「暴走列車を止めるレバーがある。レバーを押せば一人は犠牲になるが、4人が助かる。レバーを押すのは正しいか。」

「その犠牲になる一人が自分の子どもであっても、レバーを押すべきかどうか」

など。

レビューはこちら☟

https://www.londontheatre.co.uk/reviews/review-the-majority-at-the-national-theatre-0

意外な%が出たときの緊張感。

自分が意外に(?)マイノリティーだったときの驚き。

また、今日の客席に(計算すると)いま、4名は「××してもいい」という自分とは違う意見のヒトがいること。

など……

とてもスリリングです。

主演の劇作家が(演出は別の方)、登場人物をすべて演じて語るのですが、これが

「うまいっ!!!」

特徴をよくつかみつつ、揶揄しすぎず、しかし皮肉の効いた、絶妙な人物描写✨

さすがです!!😊

いろんなスタイルの現代劇があるのも音楽シーン、ダンスのコミュニティーと同じくロンドンの豊かなところ❤

日本の演劇も劇作から、俳優から、そして演出もすべて質も上がって、本当の意味で盛り上がるといいな~🐦

 

 

 

 

今の時代、大チャンス!

この十数年、俳優や音楽家たちを教えていて思うこと。

この十数年、いろいろと観劇をしていて思うこと。

それは、今の時代、若手は特に!

大チャンス!

という感触😊

なぜかというと(私の独断と偏見ですが 苦笑)

若手はただのスキル(技術)、いわゆる経験、勇気だしてのチャレンジ、勉強不足なだけ、に見える方がほとんど✨

その一方、

上の世代は素晴らしい叡智はあるのに頑固でもったいない(笑)、スキルはばっちりあるけど分布が偏っている(苦笑)、何かと未だ保守(😭)、経験が豊かにあるが故につい油断してサボりがち、頼られやすいせいか?!寄る年波や人間関係の複雑さや家庭問題などが大変すぎ💦、ちょい固まってきちゃってる、過去の栄光にこだわりすぎ、仕事がないわけではないので新しいことしなくても困らない、トレーニングや方法論がアップデートされていない……センスも(みんなではありませんが大部分の方々が)…..残念ながら古い!(もちろん例外はあります)

先輩方、ごめんなさい。(あくまで一部の印象ですよ、印象ネ)。

中間の世代も、それなりにやめてない方々は現場は(選びさえしなければ 笑)あるので、つい油断してサボりがち、スキルアップが中途半端、そして上と同じくいわゆる「生活」に大変すぎ💦 極め付けはスキルのなさを補う若さも可愛げも(!)フレッシュさもないのに、かつ、残念ながら上の世代ほどの経験もなく、ましてや知恵も熟成していないのに、下から追い上げられてきている感。。。もうね、学び続けるしかないんだけど、どうにもね、決断するにも、捨てるにも、冒険するにもなんとなく難しいお年頃なのかしら?!

….って、ああ暴言、ごめんね、中年!😡

そして、最大の違い!☆

それは、

時間の効率化が劇的に進んだ!

ということです。(上の余談はサービスの辛口🍛  ^^;💦)

この10年、20年の間に、ものすご~~~~い速さで、ネットやメールや携帯電話などの革新的なイノベーションがたくさんあって、おかげで時間がとっても有益に、効率的に使えるようになったのです!おかげで、余裕も生まれました!かつてあった事故も防げるようになったのです!

若き方々へ

みなさん、かつては知らない漢字があったら「漢和辞典」なるものをつかって調べたのです、これが部首や読み方を全く知らないと調べるのが大変という強者だった。💦

そもそも読めないから調べているのに!?という😭矛盾に泣いた。。

その昔、戯曲の内容やら文献、時代考証や文化風習などの調べものといったら、図書館へ行って掘りまくるか、いわゆる専門家の専門書をあさるしかなかったよ~

分からないから知りたいのに、タイトルや著者名も専門分野が何と呼ばれているかも分からないのに!?どうやって調べるの~?!😠 デキる司書は神!だった時代。

という「振り出し感」が常に無情だった、その昔。。。😿

まだある、昔ばなし。

例えば、待ち合わせといったら、決まった時間に何があってもがんばっていくか、駅にある掲示板なる黒板の公版に「ごめん、30分待ったけど来ないので帰ります」とか「忘れものをしたので取りに帰ります。マクドナルドにいて下さい」とか書くしかなかったのよ😭 もしくは家族がいる場合は公衆電話なる誰が触ったか分からない小銭しかつかえない(後にカードも可)電話から実家に伝言という苦痛。。。コンビニも開いてないし困ること、しばしば。(苦笑)

かつて、大女優のS先輩が新宿駅西口で、同期と待ち合わせしていたら、お互いに動いちゃったら人ごみで分からなくなって見失ってしまうかと思って、動かないでいたら、しっかり大きな円柱の反対側にいたものだから、お互いに気づけなくて(笑)1時間半を過ぎても相手が来ないと思って、二人とも仕方なく帰った、という冗談のような逸話があるほど。

そう、オーディションの応募用紙もすべて手書き。修正液はただのドロドロマニキュア式だったし、もしろん手書きだから字が汚い人は泣いた、郵送が間に合わないかもと中央郵便局へ走ったことも!

そう、自分の様子をビデオ動画で録画してみてみるのだって、大変だったな、携帯電話もなかったし、録音機!も少なかったし。その上、稽古場は直接予約しないと取れないことばかり、さもなければ、知り合いがいないと、まず、どこに貸し稽古場があるのかもわからない始末!💦なんとも、、、練習しづらかった。

タイマー録画ができただけで(笑)、便利!と輝いていた笑顔・・・ああ、懐かしい。さておき、オーディション用の服もネットで買えるし、クリーニングもネットで出せるし、動画もただで観られるし、直接の知り合いがいなくても、紹介者がいなくても、連絡が取りやすい時代になりました、図書館のアーカイブ自体もデータベース化されていて、コピーも簡単、ビデオ電話もほぼリアルタイムで!洗濯だって自動乾燥なんてなかったのよぉ~😭写真の現像にも数日かかったから!(しかも高額)

そう☀

「徒労」はほぼ絶滅しました✨

だから、練習の環境も整っている。先生を探すこともカンタン。練習のための時間を捻出することも容易。練習や公演のための調べものもカンタン。スタジオからスタジオへの移動や観劇チケットの予約もたった数分!ああ、ハッピ~♬

♪♬ (^^♪

そう、私たち(や先輩方)の時代に無駄が多かったとは思わないけれど(それはそれで面白味もあったが)、限りある寿命を、ある程度、場合によっては我慢して、誰のせいでもない非効率的な作業や複雑な手順に費やしていたのも事実。

ちなみに、私がアレクサンダー・テクニークを始めたころは、日本語の本は2冊しかなくて💦それすら大学の教授が教えてくれるまで存在すら知らなかったレベル。しかも、どちらもちょっと偏った意見と個人的なフォーカスの本で何のことか、実はさっぱり分からなかった (苦笑)

そんなほろ苦い時代。

今は、たくさん文献も資料もレッスン受けるチャンスもあちこちでありますね♪

それぞれの時代の良さ、得意さ、味わいがありますが、時間の構造だけを考えると

今はチャンス!

とワタクシは感じます。

限りある時間を少しでも多く、大切にできる選択肢が増えたことは、喜ばしいと思いマス。

感謝!

家電不足(笑)、手紙(郵便)、待ち合わせ、買い物、調べもの(電話+直)、図書館+本屋、稽古場探し、あちこち実際に行き来する手間 etc…..1週間に4時間くらい使っていたとして、4週間で16時間、それが10か月で160時間も~!!

10年で1600時間の差が!!!

それっって・・・もう専門教育が修められるくらいの長い時間ですヨ

2017年、時間配分を味方につけて☆

健やかに、目的に向かって邁進しましょう~

みなさまからの嬉しい報告も待ってます😊

 

傑作「Our Ladies of Perpetual Succour」@NT-思春期ガールズの合唱コンクール?!

今回のリサーチ(笑)で一番の傑作だった面白い意欲作はスコットランドからナショナルシアターへ来ていた「Our Lady of Perpetual Succour」!💙

観劇の予定はなかったのですが💦

金曜は17:30と21:00~の2回あるよ、まだいい席取れるよとナショナルのお兄さんにおススメされて(笑)行きました。…17時半と21時って…半分ミュージカルみたいなショーですよ?!俳優たち…体力有り過ぎ!!

さて、内容はというと、これがとっても面白い。スコットランドの片田舎のティーンの女子6名がクリスチャン系(ミッション系というの?)の生徒なのですが、エディンバラでの合唱コンクールに出ることになり、その日が来るのですが….

英語が分からない方も、トレイラーをみてね、パワフルで個性的なダンス&歌が楽しめますよ♪

https://www.nationaltheatre.org.uk/shows/our-ladies-of-perpetual-succour

女学生の家庭問題、将来のこと、友情、荒れ果てた(!)生活、どこの国にもある格差と思春期ならではの悩み、そしてその日その日を生きることの活力と素敵さ。💙

なんだかんだで、暴れるティーンのすさんだ生活と背景の感動の物語、ってだけではないのよ。😊

ナショナルを始めとして、イギリスの一線を走り続ける素晴らしい舞台作品たちが秀逸なのは、その完成度の高さ。

・いつ、どこで、誰が、どんな人達なのかがすぐ分かる衣装、セット、音楽。

・誰が、何のために、どんな風な決断をしたのか、してないのかがすぐに伝わる戯曲の構造、人物の描かれ方。それも人間愛に溢れた、しかし批判も含めた。ユーモアのある。

・社会的背景や上演の意義をしっかり持ったテーマと個人的な意味づけのなされている演出と俳優たちの演技。

・何を、どう、考え、想像し、共感して欲しいのかの方向性がハッキリとした演出、俳優たちの演技、そして照明や音響を含むすべての技術的な卓越性。

・無駄をそぎ落として、伝えたいことだけを絞った潔いよい演出と主張しない手法。

・みえること、きこえることのすべてに意味を持たせた、個人的な体験を伴っているセリフと歌と動きと所作。

もうね、「動く絵画」の演劇版。(ダンス版はバレエね)しかもそれに音がついてるんだから、こりゃ~、もう無敵!です(笑)

みんな、ホンモノの感覚をつかいながらも、思考も、感情も急展開させながら、ライブで交流しながら、本気で、全力で、「共感」しながら、駆け抜ける!!!

いいですね~、素晴らしいですね~♪

この作品は前から数列のど真ん中の席でみたので、さらに迫力満点でした。

さらに、みなさん、歌手デビューできるくらい歌がうますぎたこと。驚きました!!

かつて私は留学中にミュージカル界の名門と言われるロンドン郊外のGuildford School of Actingという演劇学校に教育実習で行っていたのですが(笑)その時の踊りも歌もバカウマな金の卵たちの将来をみたような気分でした。(…思い出しましたよ、アイドル顔負けのピアノを演奏しながら、昼休みだというのにめちゃウマな歌を練習していた学生たちを…そしていつも前向きで真面目で、前のめりで輝いていた彼ら…)

この作品を日本語に翻訳するのは難しそうですが、こういう元気でかつ社会派で現代のミュージカルが中サイズの劇場でお熱く上演されるのって素敵ですね❤

日本ももっと面白い、見応えのある、濃密な戯曲と意味のある演出と、輝かしい演技をともなった音楽劇やミュージカルが増えるといいな♡

とっても良い作品でした。出演していた俳優たち、ミュージシャンたちも魅力的だったので、また別作品でもお会いしたいと思います。

わくわく。。。

(^^♪

 

 

 

必見!「いま、ここにある武器」@シアター風姿花伝です!

久しぶりの観劇日記。(笑)そう、素晴らしい劇作家と翻訳家!の豪華企画☆

そして熟練の俳優陣と濃密空間がウリのシアター風姿花伝にて、

現在、「いま、ここにある武器」という、テーマもホットな、それでいて普遍的な人間のさまざまな葛藤や問題や生き様を扱う、とても素晴らしい作品を上演中です!

劇場リンクはこちら http://www.fuusikaden.com/weapon/

そう、これが演劇なのです💙 (少なくとも私の意味する「演劇」です)

こういう企画で、こういう方向性でやるのが、現代の(都市部での)演劇上演の理想♥

演劇公演を普段はあまり観ない方々にも、ぜひ足をお運びいただきたいと自信を持って言える密度があります。

これこそが、戯曲です。そして、上演のあるべき姿、ライブならではの面白さ💙

ロンドン育ちのワタクシは、こういうオフ・ウエスト エンドの規模ならではの距離感を活かした俳優の技量と感性が光る作品、そして上質な構造のしっかりした戯曲に「安堵」(笑)を覚えるんですよね…(イギリスでは毎週あちこちでこういうのがたくさん競い合ってますので…)

私は、ただ日本の演劇の現状を憂いているようなのは性に合わないので(笑)、こういう優れた戯曲とまっとうに向き合う俳優たち、こういう真摯な企画&制作がもっともっと評価されて、まっとうに(?)みんなが劇場に通って、芝居を通じて、自分のそれぞれの仕事や生活のいろいろな側面に、間接的にでも影響を与えるような、本当の意味での「文化」(音楽や美術やダンスも同様です)が根付くといいなと願っています。

冒頭の兄弟のなにげない風なやりとりのユーモアから、「ああ、良い予感」と思える(日本では)珍しい作品です。私はこのひょうひょうとしながらもリアルでユーモラスな(日本の)演劇では稀有なやりとりに爆笑させてもらいました(あとでワタクシが超!笑っていたのがバレていたと関係者に聞きました)

新たな登場人物が出てくる度に、状況も変わり、人間たちがホントに「交流」しながら、それぞれの生き方に直面する、変わらざるを得ない、それでも…

という「人間らしい」作品。

これぞ、人間。

「人間を、より人間らしくする」

それが、演劇。芸術。

仲良しクラブ(苦笑)でうまく行かない方々、それ「演劇」じゃないから安心して!(笑)(「演劇」を利己利用した何かの部活かゲームよ、それ。(-_-;))

劇構造の基礎も学んでないのに、謎な日記?を「現代劇」として執筆しちゃってる方々(恥)💦(まだ間に合います、後世にのこるような、世界から「その日本の素晴らしい劇を翻訳させてくれ!」と言われるような戯曲を書きましょう)たくさんいいものを観て、いっぱい学べば、どんどんできることは増えますし、良い意味で競争も生まれますよ。♪

ホントの意味で良い作品は「人間」を感じ、「人間」について考え想像し、追体験し、疑似体験し…という広がりのある、豊かで、深く、かつ手法は間接的なものです。

お席の状況はここからも便利にチェックできます。有り難い時代になりましたね。

http://fuusikaden.tumblr.com/

そして、こんな面白い記事もあります❤こんな肝の据わった(?笑?)魅力的な女優さんが日本にも居たんですね、頼もしいっ!

http://mainichi.jp/articles/20160810/dde/012/200/009000c

8月ももうすぐ終わりです。

「現代に生きる私たちのための『演劇』」をぜひご観劇ください

(そういえば毎年何十年も、追悼のお馴染みのセンチメンタルな朗読やらお決まりのお説教じみた自己憐憫に満ちた慰霊の?公演や一方的な世界の見方が多いテレビ作品はどうかと思いますね。現実に即してない=切実でないヨ。)

こういう作品を何度も観てから、こういう作品をたくさん生み出す努力をしてから、演劇について語って欲しいよね。。。と辛口なKaoruは今週もつぶやいたのでした。

(^-^;

「いま、ここにある武器」

のおかげで、また9月からも演劇のお仕事、続けていけそうです~😊

ありがとうございました~♪

劇場ロビーのミニ・バーもロンドンのアルメイダ劇場にちょっと似てて良い雰囲気です。ドリンクもおやつも、美味しい&洒落たコレクションで嬉しい限り♡お楽しみください✨

ラスト・タンゴ@ ル・シネマです。

長年の師匠メリーナが振付を担当している(+出演も)映画「ラスト・タンゴ」が日本でも公開されまして、ようやく観に行ってきました💙

さまざまな大人の事情の真偽はさておき(笑)、面白いインタビュー+伝記風映画+ドキュメンタリーに仕上がってます。もちろん素敵な冬のブエノスアイレスの町並みもうっとり。古き良きヨーロッパテイストの建物たちは、いつみても麗しい….♥

映画公式サイトはこちら http://last-tango-movie.com/

そしていつも通り(映画なのに)気取らず普段着のメリちゃん(笑)一応、お化粧はしていた…ほっ。。(笑)絶世の美女のメリちゃんのダンスが観られないのは残念でしたが、グッティの美脚っぷりも、そしてマリア・ニエべスと踊る私の大好きなパンチョもカッコよかった~💙またレッスン取りたいわ~ぁ♪

というわけで、大好きな歌手チノ・ラボルデ氏も、師匠ズも、みんな参加で作り上げた素敵な映画でした。

タンゴやダンスが好きでなくても、愉しめる内容と思います!(^^)!

FBページはこちら https://www.facebook.com/ラストタンゴ-467598530112455/?fref=ts

で、1点だけいつも気になるのは、なぜアルゼンチン・タンゴと言えば、すぐに日本語では「情熱」と「愛」が出てくるのかな?!他の要素もたくさんあるでしょうに….💦受け取り手側、宣伝する側の語彙力、表現力も問われる時代かと思います・・・学びたいもんですね。。。

ついでに、、Un Tango Mas という現代とラスト・タンゴはだいぶ印象が違う気がしますね・・・・私はUn Tango Masがぴったり♡と感じました、ちゃん、ちゃん。

「人と超人」@NTLive By バーナード・ショー

バーナード・ショーと言えば、映画「マイ・フェア・レディー」の原作者でもあり、イギリスを代表する哲学者でもあり著述家でもあり、ノーベル賞作家でもあるんですが、なんと!アレクサンダー・テクニークの創設者「F.M.アレクサンダー」から個人レッスンを受けていた、身も心も本当に進歩的な人だったようです。アレクサンダー協会には今もショーとF.Mの交友の記録やら写真があるんですよ !(^^)!

さておき、「人と超人」です!映画でお馴染みのスター!☆レイフ・ファインズ 主演です。

トレイラーはこちら~

とにかく、思考の流れがはっきり、くっきり、そして速い!イギリスならではのユーモア、当時の知識人たちのリズム感、機知にとんだ長年の知性に裏付けされたもののみが語れる内容の連続!そして、愉快な言い換え合戦!

そう、アレクサンダーもですが、当時は同じことを別の視点から言い換えられること、同じものを別の呼び名でいうこと、論理の展開などに美徳や既知や知性が輝くという当たり前なことが、重視されていた時代!ああ、雑談ひとつにしても洒落ていて、ちょっとの会話一つにしても豊かで面白い時代だったよ。。。💦

現代版に少し変わってますが、それでも革新的な内容の展開に現代人もびっくり!と思います。ガーディアンのレビューはこちら

https://www.theguardian.com/stage/2015/feb/26/man-and-superman-review-ralph-fiennes-national-theatre

ともあれ、ちょっと長い戯曲なので、体調のよいときに、じっくりどうぞ!

ただのアホやバカが出てくるなんて真似はいっさいなし!

本当の感情があるから面白い。本物の応答があるから、面白い。ただのドタバタとは違います。そしてショーならではの、機転の利いた、リズムのよい、でもたっぷりとした人間愛に溢れた人物描写と設定、そしてどこまでも明るい「楽観的」な展開をご堪能ください!こりゃ~、94歳まで元気で生きるわな、、(^-^;

http://www.ntlive.jp/

シェイクスピアだけがイギリスじゃないよっ♪

美術も綺麗で、戯曲の世界にぴったりで、出演者もよくみかける(笑)NTならではのメンバーで豪華でした。😊

ぜひ、お楽しみくださ~い!